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「算数障害」のおすすめ本を入手しました。
算数障害がわかる本 解けない理由と支援のしかた(熊谷恵子著 講談社 2025)です。
他の勉強は問題ないのに、算数だけが極端にできないという子は算数障害の可能性があります。
熊谷先生の本は、これまでの何冊か読んできましたが、どちらかというと学校の先生を意識していたものが多く、家庭でできることはあまり触れていなかったように思います。
でも、本書は算数障害の具体的な特性はもちろんのこと、家庭でできることにも触れています。
算数障害の具体例として挙げられているのは、幼稚園年長から小学校3年生まで。できない理由と支援について書かれています。
たとえば、幼稚園年長児で数を覚えられないケース。
イチ、ニ、サン、シ、ゴ・・・・の数唱ができず、イチ、ニ、ゴ・・・のようになってしまう。
あるいは数唱ができても、数の意味がわからないと、「りんご3個もってきて」といわれて4個もってきてしまうことがあります。
この場合、「サン」(数詞)は「3」(数字)であり、積み木などの物(具体物)3個と一致できるような遊びがいいそうです。
また、数詞と数字は一致しても、順序がわからない(列の3番目と5番目がわからないなど)場合は、スゴロクなどが効果的。すごろくはサイコロの目にそって順に進んでいきますからね。
小学校に上がると、算数障害は本人の困りごととしてはっきりとあらわれてきます。
たとえば、暗算で計算できる範囲なのに指で計算する子。このような場合、足して5になる数の組み合わせ(2と3、4と1)や足して10になる数の組み合わせ(1と9、2と8など)を覚えるようにするといいそうです。
さらに、筆算ができない、文章題の問題文をイメージできない、かけ算九九を覚えられないなど、さまざまなケースが挙げられています。
このようなケースにあてはまる子たちは、たんに算数が苦手、練習不足とかたづけられてきました。いまもそうかもしれません。でも脳の認知機能に偏りがあるために、覚えることができなかったり、理解が難しかったりします。
脳の特性にあわせた支援で算数が「できない」から「わかる」にかわります。うちの子、算数障害かもと思ったらぜひご一読を。
家庭では日常生活で物の大きさを測ってみたり、お料理で量を実感するなど、算数につながる体験が書かれていて、今日から役立つ本です。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き

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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

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