
幼児期、小学校時代、思春期、就労までを見渡せる
地図のような1冊。
発達障害 あんしん子育てガイド 幼児から思春期まで
発売にあたって
トビラコ店主が子育て雑誌編集者時代に担当していた連載や特集の一部を別冊にしてまとめたところ、1カ月で売り切れてしまいました。
当時の別冊に新しい原稿を加えて、発達系の子の子育てを長いスパンで見渡せるようにしたのが本書です。2017年に刊行されて、いま、残念ながら絶版となってしまいました。
版元(小学館)の好意で、こちらで販売することになりました。
2017年発行とはいえ、今読んでも得るところはたくさんあります。
まずは、目次をごらんください。
●充実した専門家陣の話
佐々木正美さん(故・児童精神科医)、中川信子さん(言語聴覚士、子どもの発達支援を考えるSTの会代表)、本田秀夫さん(精神科医 信州大学医学部附属病院子どもの心診療部部長)、内山登紀夫さん(児童精神科医 よこはま発達クリニック院長)など、一線で活躍する専門家の話は、どれも普遍的。
本書の一部をご紹介します。
【幼児期】
「療育」ではその子がちょっとがんばればできる遊びや課題を提供してもらえます。すると「できた!」「自分もやればできる」という喜びが得られます。それは、自己有能感や自己評価の高さにつながり、この後、思春期を迎えるまでの生きる基礎となります
(年齢・特性に合わせた支援を 子どもにも親にもある「療育」に通うメリット 言語聴覚士、子どもの発達支援を考えるSTの会代表 中川信子)
【小学生時代】
まず宿題を仕上げて提出できたという達成感を経験することが大切です。わからない答えは教えても構いません。(中略)逆に宿題をやっていなかったり、答えがまちがっていたりしたために大勢の前で叱られると自己肯定感が下がります。(家庭でできる 学校生活サポートQ&A 特別支援教育士スーパーバイザー 両川晃子)
自閉スペクトラムの子は、思春期に不登校や自傷行為などの問題が生じやすく、さらに不安障害やうつなど、さまざまな精神疾患を発症しやすいとうことです。(中略)しかし、幼いころから周囲が特性を理解して配慮していれば、社会に出るまでに「自尊心の貯金」ができ、くじけにくくになります。(思春期までに「自尊心の貯金」を 精神科医 信州大学医学部附属病院こどものこころ診療部部長 本田秀夫)
【思春期】
要となるのは、無理をさせないことです。多くの人がなんでもなく普通にできることが、ASDの子どもにとって大きなストレスになることがあります。(児童精神科医 よこはま発達クリニック院長 内山登紀夫)
【就労】
就労にいちばん大切なのは、本人と家族が障害を受け入れることです。障害特性としての弱みを受容するだけでなく、どこが強みでその強みを生かすために弱みをどうカバーするか、しっかり理解していることが大切です。(幸福な働き方 ライター 原佐知子)
●当事者の親の声が子育ての道案内に
当事者の親の声も盛り沢山です。振り返ってみてわかることがたくさんあります。
小学校入学前にしておいてよかったこと。
良き理解者に出会うことが、何よりも大切であること。
などなど、ちょっと先輩母たちの声は心強い味方。
送料全国一律385円
【領収書発行について】
但し書きについてもご記入ください。領収書の日付は、クレジットカードの場合は注文日、銀行振込の場合は入金日となります。
●後払い決済の場合は、領収書の発行は対象外です。
以下の書類が公的な領収書として使用できます。
・クレジットカード後払いの場合
カード会社からのご利用明細書が領収書の代わりとなります。
・銀行振込後払いの場合
振込明細が領収書の代わりとなります。
・コンビニ・郵便局後払いの場合
受領印のある「受領書」が領収書の代わりとなります。
<商品仕様>
『発達障害 あんしん子育てガイド 幼児から思春期まで』 B5版/110p 2017/3/1発売 構成:平野佳代子(tobiraco) 発行:小学館