自動下書き
トビラコへようこそ!
「辞書引き学習」という学習法は、自閉症の子にもあっているかもしれないという研究をしている先生がいらっしゃいます。
この学習法は、トビラコ店主が編集者時代に、大変にお世話になった深谷圭助先生(中部大学教授)が考案し、広めたものです。特別支援の子のために考えたのではないのですが、深谷先生の知り合いの特別支援の先生がこの学習法に目を留めて実践し研究されているそうです。
その結果を、深谷先生が専門誌に近々発表されると聞きました。詳しくは後ほどお伝えしますね。
で、「辞書引き学習」とは何かです。
辞書は自分の知らない言葉を調べるものですが、「辞書引き学習」は、あえて知っている言葉を調べてみるのです。
知っているつもりだった言葉が客観的な視点で書かれていて、知っているつもりだったけど、そこまでは知らなかったということがわかります。
たとえば、「みかん」という言葉を辞書で引いてみると。次のように書かれています。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
みかん【〈蜜柑〉】栽培する常緑・低木(小高木)。枝にとげが有り、六月ごろ白い花を開く。黄色で丸い果実は甘味・酸味が有り、秋から冬にかけての代表的な果物の一つ。品種が多い。[広義では、柑橘類を指す][ミカン科] かぞえ方 一株・一本。(新明解国語辞典 第4版)
ーーーーーーーーーーーーーーー
これほど、みかんを客観的に見たことなかったなと思えてきます。じゃ、「りんご」は?「米」は? と次々に調べたくなるかもしれません。
で、自分で調べたページには付箋を貼っていきます。調べるごとに付箋が増えていくので、知識の増え方が見える化されて達成感も生まれます。
調べるのが好きな子、言葉へのこだわりのある子は「辞書引き学習」をおもしろいと感じるかもしれませんね。
「辞書引き学習」した子の辞書を深谷先生に見せていただいたことがあるのですが、
付箋の数がものすごい。2000枚余りあって辞書が付箋でふくれあがっていました。なぜ、2000枚余りとわかったかというと、付箋に番号が記されているからです。
深谷圭助先生は、20年以上前、公立小学校の教員時代に小学1年生から辞書を引かせて授業をしていました。その後、京都の立命館小学校の教頭、校長に就任してからも立命館小学校で辞書引き学習を実践していました。
辞書引き学習は、自分で調べて自分で発見するという体験を通して、自学自習の習慣を子ども達に身につけてほしいという深谷先生の願いから生まれました。
当時の学習指導要領で、小学1年生が辞書を使うなど考えられなかったことです。
おそらく、今の学習指導要領でも辞書を使うのは小学校の3年か4年からではなかったかと思います。
でも、深谷先生はそんなことはお構いなしに、学びたがっている子どもたちに、乾いた土に水をやるように辞書を与えたのでした。
いまや、「辞書引き学習」という言葉自体が「広辞苑」に掲載されるようになったと聞きました。
辞書と付箋さえあればできます。うちの子にいいかもと思われたら、ぜひお試しを。
付箋にはあらかじめ番号を書いておくことも忘れずに、そうすることで調べた言葉の数がわかります。
深谷先生には、トビラコの「トーキングゲーム」を使っていただいているのですが、使い方が独特。いつもカバンに入れていて、初対面の人とこのゲームをするそうです。打ち解けるそうですよ。なるほど。いろんな使い方がありますね。
トビラコ店主より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おかげさまで、トビラコの療育アロマは出足好調です。関心をもってくださった方、お買い求めくださった方、ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【香りお試し便のお知らせ】
tobiracoの療育アロマって、どんな香りなの?
という方のために、「香りお試し便」をお届けします。
「香りお試し便」は、
専用の厚紙のスティック(試香紙)に「おだやか」と「きりり」の香りを染み込ませてお届けします。
ご希望の方は、返信用の封筒に82円切手を貼ってトビラコ宛にお送りください。
<返信用の封筒にお書きにいただくこと>
1)お届け先のご住所2)郵便番号3)お名前
82円切手が貼られていない場合は、お送りできませんのでご注意ください。
<宛先>
〒 145-0065
東京都大田区東雪谷1-12-1
Maison15 203
株式会社 tobiraco「香りお試し便」係
お申し込みいただいてから、ほぼ1週間以内にお届けできるようにいたします。
https://www.facebook.com/tobiraco/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トビラコが編集した本
【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
ーーーーーーーーーーーーーーー