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知り合いの娘さんが、自閉スペクトラム症(ASD)、学習障害( LD=読字障害、書字障害、計算障害)、注意欠如多動症( ADHD)が重なり、感覚過敏でもあります。
彼女は合理的配慮を受けながら高校、大学、大学院を卒業。修士論文では当事者しか書けない「発達障害と合理的配」をテーマにした素晴らしい内容です。これ、なんとか世の中の人に知ってほしいと思っています。今、作戦を思案中です。
彼女の論文を読むと、書字障害の子の困り感がよくわかります。書字障害というと、ノートテイクできない、漢字が苦手など学習面での困り感だけを、私たちはイメージしがちです。でも、書字障害の困り感はそれだけではありません。
たとえば、連絡帳をすばやくかけずに友達を待たせてしまったり、大学生になってからは役所や銀行での手続きに手書きを求められたり。今は、合理的配慮の一環として「代筆」は求めに応じなければなりません。でも、彼女の時代は、まだ代筆は認められていなくて大変に苦労したとのこと。
感覚過敏についても当事者しかわからないことが書かれていました。たとえば光。彼女が嫌うのが蛍光灯やLEDの光です。チラチラして疲れるそうです。落ち着くのは白熱灯だとか。これはもっと知られていいのではないかしらと思いましたね。
蛍光灯やLEDが疲れることを言語化できない子もいるでしょう。もし、まぶしさに敏感な感覚過敏の子であれば、白熱灯に変えてみてはいかがでしょうか。
発達障害の診断を受けて、合理的配慮を受けてきた世代が今20代半ば。当事者として発信している人たちの話が、これからの学校や社会を少しずつ変えてくれる気がしています。
トビラコ店主
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朝新聞EduAで
トビラコ店主の連載が始まりました
トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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