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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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最近、「きょうだい児」について書かれた記事や本を見かけることが増えました。
きょうだい児を研究する人もいますし、当事者として発信する人もいます。
私自身もきょうだい児です。
弟は境界知能で発達障害、妹は重度知的障害を伴うダウン症です。
小さい頃から、さまざまなきょうだい児の話を見聞きしてきました。
その経験から思うのは、誰一人として同じ環境のきょうだい児はいないということです。
親の考え方も違います。
障害の状態も違います。
家庭の事情も違います。
だから、よその家庭の話を聞いて、「あの親は立派なのに、自分はダメだ」と思う必要はないのではないかと思います。
ただ、きょうだい児として、親御さんたちにお願いしたいことが二つあります。
ひとつは、「障害のある子を産んで申し訳ないと思っている」と口にしないでほしいということです。
思うことまで否定するつもりはありません。
親として、そう感じてしまうこともあるでしょう。
実は、私の母も、私が大人になってから、きょうだいたちのいないところで似たようなことを言ったことがあります。
母の気持ちはわかります。
でも、私はなんだか悲しい気持ちになりました。
障害のある子が生まれたのは、誰のせいでもありません。
なのに、その言葉は、障害を負って生まれたこと自体が申し訳ないことのように聞こえてしまったのです。
もうひとつは、福祉の制度について、それとなく伝えておいてほしいということです。
障害者手帳を持っていることで受けられるサービスのことでもいいですし、福祉制度や手当の話でもかまいません。
親御さんが病気になったり、入院したりしたとき、どのような制度を利用しているのかを知っているだけでも役立つことがあります。
そして何より、家族だけで支えるのではなく、社会にも支える仕組みがあることを知ることができます。
きょうだい児の中には、「将来、自分が全部背負わなければならないのではないか」と不安を抱えている人もいます。
でも、障害のある人の暮らしを支えるのは家族だけではありません。
社会にも受け皿があります。
それを知っているだけでも、安心できることがあります。
トビラコ店主
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