トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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洋服をたたんで、ひらいて、またたたむ。
それを繰り返す。
わかる人にはわかる、自閉症の子(人)のあるあるです。
昨日の妹がそれでした。
「常同行動」(じょうどうこうどう)というそうで、自閉症の特性のひとつとして知られています。同じ動作などを繰り返すことで、落ち着くことがあります。
常同行動を教えてくれたのは、ある自閉症の女性です。
彼女は、コーヒーカップにスプーンを入れて、延々とぐるぐるとかきまわすことがあるそうです。
そして、ハッと自分で気づいて、かきまわすのをやめるのだとか。
この「ハッと気づいて、やめる」ができる人と、できない人がいるように思います。
妹は「ハッと気づいて、やめる」ができません。
「はい、おしまい」
と誰かに言われると、おしまいになります。
この「はい、おしまい」を言うタイミングが、意外と難しいんですよね。
母は気が短いので、妹が「たたんで、ひらいて」を3回くらい繰り返すと、
「もう、いいよ。おしまい」
と、やめさせようとします。
すると妹は怒り出します。
毎度、このパターンです。
好きなだけやらせたらいいわけですが、少なくとも妹を見ていると、エンドレスでやりたいわけでもないようなのです。
どこかで終わりにしたい。
でも、自分ではうまく気持ちを切り替えられない。
そういう状態なんじゃないかな、と思います。
私は自分で言うのもなんですが、「はい、おしまい」のタイミングをつかむのが上手いほうです(自慢)。
そして昨日、新たな発見がありました。
「はい、おしまい」と言われたいタイミングは、次にすることがあるときなんじゃないか、と気づいたのです。
昨日は、歯を磨いて外出しなければならないときに、急に「たたむ、ひらく、たたむ」が始まりました。
自分のパジャマ、母のパジャマ、弟のパジャマ。
すべてを、たたんで、ひらいて、またたたむ。
そろそろだな、というタイミングで、
「はい、おしまいね」
と言うと、妹はスッとやめました。
そして歯を磨き、カバンと上着を取り出して、出かける準備を始めました。
弟と母は、決して片付けが上手ではありません。
どちらかというと、だらしない。
でも昨日は、そのだらしなさに感謝しつつ、
「これは私の匠のワザかも」
と自分をほめつつ、妹と一緒に出かけたのでした。
トビラコ店主
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