トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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母親の笑顔と睡眠時間は比例する。
これは、本当にそうだなと思いました。
「障害児ママ」として発信しているライターの知人がいます。
彼女のXの投稿がとても参考になるのでフォローしているのですが、最近めっきり投稿が減っていました。どうしているのかなと思っていたところ、久しぶりの投稿で、
「疲れていると、いいママになれない」
と、ぽつりと一言。珍しく弱音を吐いていました。
息子さんは重度の知的障害があり、少しずつ手がかかるようになってきたことは聞いていました。きっと今も大変な毎日が続いているのでしょう。
障害のある子を育てるのは、本当に大変です。
障害の種類にもよりますが、突然大声を出したり、奇声をあげたり、他害があったり、こだわりが強くてこちらの言葉が通らなかったり。
一つひとつの行動に理由があることはわかっています。
それでも、毎日そばにいると疲弊します。
夜中まで続けば、睡眠時間はどんどん削られていきます。
きょうだいの私でさえ、妹とでかけるときは気が休まらないときがありました。
一緒にバスに乗ると降車ボタンを押してしまうので、そのたびに運転手さんへ「違います、すみません」と謝っていました。すると別の席から「いえ、降ります」と声が聞こえたり。
前の席の人の頭を叩いてしまったこともあります。振り向いたその人は、妹の顔を見て、振り上げた拳の置き場に困ったような表情をしていました。ちょっといかつい感じの人だったので、とっさに身構えたのでしょうね。
今となっては、あの緊張感も懐かしく思います。戻りたいとは思いませんけど。
母は、私以上に大変だったはずです。
それでも、よく「なるようになる」と言っていました。
そして夜になると、
「寝るよりラクはなかりけり、浮世のバカは起きて働く」
と言って、さっさと布団に潜り込んでいました。
当時は「何を言っているんだろう」と思っていました。
でも今になって思うのです。
母は、睡眠時間を守っていたのだと。
意識していたかどうかはわかりません。でも、どうなるかわからないことを考え続けるより、まず寝る。
部屋が散らかっていてもいい。ご飯が少しくらい手抜きでもいい。
疲れたら、まず寝る。
その方が、翌日は笑顔になれます。
そして、結局は「どうにかなる」ことも多いのです。
福祉制度は、母が子育てをしていた頃とは比べものにならないほど充実してきました。
だからこそ今は、昔よりもっと「どうにかなる」と言える時代になってきたように思います。
トビラコ店主
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