トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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「読み書き障害」は、「読み障害」(ディスレクシア)と「書き障害」(ディスグラフィア)を、まとめて語られることが多いのですが、14歳、字を書けない私が「書く」喜びを手にするまで(朝野幸一著 新潮社2026)を読むと一緒に語ってはいけないことがよくわかります。
「読めないから書けない」子もいますが、読めても(むしろ読むのが大好き)、書けない子もいます。本書の著者は後者。読むことは大好きで、本に救われた早熟な読書家でもあります。でも、書くことがまったくできません。どのくらい書けないのか。ほんの一例ですが挙げてみます。
「に」と書こうとすると「は」になってしまう。
5時間かけて覚えた漢字も翌日には忘れている。
日々、放課後のすべての時間を漢字の練習に充てても漢字を書けるようにはならない。
仮に書けたとしても、人が1分足らずで書けるところを何倍もの時間がかかり、書き上がった文字はなんとか読める程度。わずか150字程度の文字でも、書き終えた時にはぐったりと疲れ切ってしまう。
読めるのに書けない。テストでもそこそこの点数が取れていると、書字障害は理解されない。むしろ、先生から「怠けている」と叱責されるようになってしまう。
どんなに頑張っても書けるようにならない彼は、自殺未遂を図ります。小学4年生の段階ですでに5回も。正確には4回で、もう1回は自分で自分の首を絞めたと書かれていますが、これも自殺未遂でしょう。
そんな彼に転機が訪れます。一般社団法人読み書き配慮との出会いです。そこでは同じ特性を持つ仲間がいて情報交換が盛んに行われていました。彼の学校生活を大きく変えた「合理的配慮」の情報もここで得たのでした。
著者は小学校時代から常に本を4、5冊持ち歩くほどの読書家。おそらく空気を吸うように本を読んできたのでしょう。豊かな語彙と自分を突き放したユーモラス(時にブラックユーモアも)な描写にぐいぐいと引き込まれていきます。
前半は読み物としておもしろく、後半は当事者による合理的配慮の鋭い考察。合理的配慮を当事者、保護者、先生むけに分けて書き、特に保護者へのメッセージは泣けます。
書き障害を誰にも理解されずに絶望していても、保護者だけは味方でいてほしいと強く主張します。当事者にしか語ることのできない叫びともとれるメッセージです。
彼は、母親を通じて一般社団法人読み書き配慮という質の高い支援をしている団体で、理解者、支援者を得ることができました。そして合理的配慮の情報や申し出るさいのノウハウを母親と共に学び、学校に交渉します。
それにしても、と思います。公教育でありながら、学習障害の子の保護者にだけ情報集力と交渉力が求められるのが厳しい現実。その現実を見せつけられる本でもあります。
トビラコ店主
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