2026.03.26 thu

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。

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合理的配慮の申し出を拒否する、学校や先生の言い分に「まわりからずるいと言われるから」があります。
 
「ずるいと言われるから」は、もはや定番です。合理的配慮はずるいと言わせないよう「まわりの理解を得る」ことも大切なんですよね。これ、どこかに書いてあったのですが、いま思い出すことができません。でも、合理的配慮をレクチャーしてくれた前文科省の田中裕一先生は「まわりの理解が重要」として、次のような例を挙げてくれました。
 
聴覚過敏の子のためにイヤーマフの着用を、運動会の前日に申し出た保護者がいたそうです。お子さんはピストルの音がダメだったのかもしれません。先生は驚き「どうしてもっと早くに申し出てくれなかったのか」と答えたそうです。結局、イヤーマフが許されたのかどうか、そこはわかりません。
 
この話を聞いて、私は最初、なぜイヤーマフを着けることに先生が抵抗したのかがわかりませんでした。
 
すると、田中先生はこう答えました。
 
「聴覚過敏の子がイヤーマフを着けることをみんなが知っていれば問題ない。でも、聴覚過敏もイヤーマフも知らない保護者たちがみたら、あの子は音楽を聴きながら運動会に参加していると思われる」というのです。
 
では、どうすればよかったかですが、まずは先生がクラスの子どもたちに聴覚過敏、イヤーマフについて説明し、子どもたちの理解を得ていれば、子どもの口から保護者に「あの子、音楽聞いているんじゃないよ」と伝えることができるというのです。
 
運動会のリハーサルでイヤーマフを着けていれば、子どもたちも理解できますよね。
 
つまり、理解を得るまでの時間が必要ということです。運動会の前日ではその時間がありません。
 
合理的配慮は単なる法律ではなく、その土地の風土や校風に大きく関係してきます。
 
イヤーマフを見慣れた土地柄や学校であれば、わざわざイヤーマフについて理解を得る必要はないでしょう。でもそういう地域ばかりではありません。だから「まわりの理解」が必要になってくるわけです。
 
実際、授業参観の日にノイズキャンセラーをしている子をみて「音楽聴きながら授業を受けている」と誤解している保護者は結構いるそうです。
 
いくら「権利」だと主張しても、「理解」されなければ、子どもがつらい思いをするかもしれません。教師が怠慢と思われるかもしれません。
 
合理的配慮を申し出て「ずると思われるかも」と先生に言われたら、まわりの子にも説明してほしい旨を伝えるといいかもしれませんね。
 

「まわりの理解が大切」で思い出すことがあります。
 
私は30代のころ、神経を病んで夜の電車に乗ることができなくなりました。上司に事情を話て会社を辞めたいと相談したところ、上司は夕方4時に退社し、朝は1時間早く出社することを提案してくれました。そして部署の人間全員を集めて、私の勤務時間の変更を説明してくれたのでした。
 
もし、上司の説明がなければ、私だけ早く帰ることに対してまわりの人は、それこそ「ずる」と思ったことでしょう。合理的配慮という言葉もない時代の話ではありますが、私と上司がしていたことは合理的配慮の申し出、上司からの「代替案」(合理的配慮は、申し出をそのまま受け入れることができない場合は代替案を出すのが決まり)、「まわりの理解」の道筋を辿っていたのでした。

 

 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主が、クリア数図カードの開発者、新田暢先生にインタビューしました。

「指計算」で算数がキライになっていた子を救った「クリア数図カード」。数を見える化することで計算がスラスラになった!開発者の元小学校の先生に聞きました

 
就労支援A型事業所TANOCHIKAが運営するwebメディア「AKARI」にてインタビューしていただきました。

前編

後編

トビラコ店主が小学館子育てサイトHugKumに執筆しました。
「九九」は聞いて覚える? 見て覚える? 暗唱だけに頼っていると思わぬ落とし穴も!【困っている子に寄り添う道具のネットショップ店主に聞きました】

 
トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
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発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
発達障害の子の「できる」を引き出す学習道具ベスト5 筑波大学附属特別支援学校の先生が教えます!
 

  
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