トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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大人には面と向かって聞けないけど、子どもになら聞けることがあります。
体重です。
友人の家に遊びに行ったら、たまたま「インフル特需」(インフルエンザで学級閉鎖になった子どもたち)で、小学3年生の娘さんが家にいました。
会ったのは2年ぶりくらいです。
「大きくなったね」と答えようのない話をしても仕方ないので、
「体重、何キロ?」
と聞いたら、
「24キロ!」
とうれしそうに答えてくれました。
さらに続けて、
「〇〇(兄の名)は32キロ、〇〇(妹の名)は15キロ」
と、聞いてもいないことを、これまたうれしそうに教えてくれました。
ああ、私も確かにこれくらいの歳のときには、自分の体重を気にしていたな(今とは全然違う意味で)と、懐かしくなった次第。
体重が増える。靴のサイズが大きくなる。
成長ぶりを数字が教えてくれます。
でも、私がもうひとつ驚いたのは、女の子が赤ちゃんみたいにお母さんに甘えていたことでした。
なんといっても、今日はお母さんを独占できる日です。
小さくむかれたリンゴをフォークに刺して、
「一口で食べるから、見ててね」
と言ってみたり、おそらくほかのきょうだいがいるときにはしないであろうことを、次々とやってみせるのです。
極めつけは、おんぶ。
私をバス停まで送ってくれるというお母さんの背中に、
「おんぶ」
と言いながら、女の子はおぶさったのでした。
おんぶされたままバス停に向かい、手を振る私に「バイバイ」と言いながら、お母さんの背中に半分顔を埋めていました。
体はどんどん大きくなっているけれど、ときどきは赤ちゃんみたいに甘えたくなる。
これ、いわゆる「赤ちゃん返り」とは、ちょっと違うような気がするんですよね。
普段は、妹の手前、こんなふうには甘えられないのかもしれません。
だから、お母さんと二人きりになった今日は、思う存分甘えている。
24キロまで大きくなった女の子をおんぶするお母さんと、その背中に半分顔を埋めた女の子。
その後ろ姿を見ながら、私はバスに乗りました。
トビラコ店主
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