トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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必要があって、これまで読んで良かった発達障害・知的障害関連の本を選びました。
せっかくなので、店先でもご紹介します。新刊というわけではないし、ベストセラーになった本というわけでもありません。
でも、私にとってはとても勉強になった本で、付箋をつけ、何度も読み返しています。
この中で、読んでみたいという本が見つかれば幸いです。
<子育て系>
知的障害と発達障害の子どもたち
(本田秀夫著 SB新書 2024)
知的障害・発達障害の子の幼少期から成人までを長年にわたって支援している本田秀夫さんの集大成ともいえる本。
特に気づかれにくい軽度知的障害、境界知能の子を中心に書かれています。知的障害の子のキーワードは「ゆっくり」、発達障害の子は「アンバランス」。これを知っておくだけでも子どもとのかかわりかたが変わります。
発達障害の子の読み書き遊び・コミュニケーション遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう2
(木村順監修 講談社 2011)
発達障害の子の多くは感覚の情報処理がうまくいっていません。作業療法士として30年以上にわたり、感覚の情報整理(感覚統合)を意識した療育を実践している木村順さんが、家庭できる療育をわかりやすく解説しています。「正しさよりも楽しさを」を信条とした木村式の療育です。読み書きも、コミュニケーションも「遊び」のひとつとして楽しく実践でき、発達障害の子の子育てを同時に知ることができる本です。
なわとび跳べないぶきっちょくん ただの運動オンチだと思ったら、DCD(発達性協調運動障害)でした!
(オチョのうつつ著 古庄純一監修 合同出版 2023)
ボタンが留められない、箸をうまく使えない、ボール投げが下手。文字のバランスが極端に悪い。これらは単に不器用ではなく、DCDの子にみられる特性。著者は漫画家であり、DCDの息子の母親。DCDの困りごとと解決への道をコミックでわかりやすく描いています。テキストだけだと伝わらない困りごとも、面をコミック化することでイメージできます。専門家の古荘純一さんがテーマごとにDCDのなぜ?をわかりやすく解説。
<学習系>
LD(ラーニングディファレンス)の子が見つけたこんな勉強法「学び方」はひとつじゃない!
野口晃菜・田中裕一編著 合同出版 2023
100人いたら100通りの困りごとがあり、工夫があることが本書の事例でよくわかります。ありがちな困りごとから、たとえば、宿題の仕上がりにこだわりすぎてしまう、子ども用トイレしか使えないなど、他の本であまり見かけない困りごとまで取り上げています。後半、当事者とその家族のインタビューが多数掲載されているなど盛りだくさんの内容。編著者はインクルーシブ教育研究家の野口晃菜さんと、前文科省特別支援教育調査官でありミスター合理的配慮の異名をもつ田中裕一さん。
学びにくさのある子への読み書き支援 いま目の前にいる子の「わかった!」を目指して
(井上賞子著 Gakken 2022)
わが子が読み書き障害(困難)だとしたら、ぜひ井上賞子さんのnoteをブックマークしてください(検索すると出てきます)。本書では、現場の先生ならではの工夫を知ることができます。読み書き障害を抱えた子どもたちの苦悩と工夫、そして「こうすれば、できる」の事例が次々に登場。教師を想定して書かれていますが、「こうすれば」の部分は、「読み上げペン」だったり、漢字が書けない子には、当てはまる漢字を選択してハードル下げる学習法だったり。保護者が読んでも十分に得るところがある内容です。
みんなでつなぐ 読み書き支援プロブラムフローチャートで分析、子どもに応じたオーダーメイドの支援
(井川典克/監修 高畑脩平・奥津光佳・萩原広道・特定非営利活動法人はびりす/編著 クリエイツかもがわ 2020)
読み書きが苦手な原因はそれぞれ。「みんなでつなぐ」の「みんな」とは、医師、オプトメトリスト(視覚機能に関する専門家)、教師、言語聴覚士、公認心理師、作業療法士、視能訓練士、理学療法士、保護者・家族、当事者です。読み書き困難の原因を論で展開しながら、さまざまな手立てが紹介されています。家庭でできることや教材、教具も知ることができます。特定非営利活動法人はびりすのメンバーは、現在、飛騨学校に作業療法室を設置し、学校での活動にも力を入れています。
算数障害がわかる本 解けない理由と支援のしかた
(熊谷恵子監修 講談社 2025)
算数障害研究の第一人者、熊谷恵子さんが保護者向けに監修した本です。「算数障害」と「算数が苦手」の違いは、本書を読むとよくわかります。熊谷さんが最も懸念しているのが「算数ができない」苦しさがが、やがて「算数はもうやりたくない」に変わる悪循環。それを避けるためにどうしたらいいのかが書かれています。担任への合理的配慮の相談の仕方なども具体的にアドバイス。
<家族支援系>
発達障害のある子と家族の支援 問題解決のために支援者と家族が知っておきたいこと
(中田洋二郎著 Gakken 2018)
支援者向けの本でありながら、障害のある子の家族に響くのは中田洋二郎さんが、長年にわたり家族を支援してきたからこそ。本書の随所に家族の本音がでてきます。中田さんは、親がわが子の障害を受け入れるまでの複雑な心を「慢性的な悲哀」とし、このことばに打たれる人もいるのではないでしょうか。また障害を肯定する日もあれば、否定する日もあり、これを螺旋のリボンという秀逸なたとえで語っています。
この中に、「読んでみたい」という本があればうれしいです。
トビラコ店主
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デジタル教科書が何かと話題ですが、トビラコ店主はデジタル教科書開発に関わった、佐藤義竹先生(筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭/研究主任)にインタビューしています。
「わかった」「できた」が増えるデジタル教科書。「見る・聞く・読む・書く」に課題のある子は活用をすすめる理由
トビラコ店主が、クリア数図カードの開発者、新田暢先生にインタビューしました。
「指計算」で算数がキライになっていた子を救った「クリア数図カード」。数を見える化することで計算がスラスラになった!開発者の元小学校の先生に聞きました
トビラコ店主が小学館子育てサイトHugKumに執筆しました。
「九九」は聞いて覚える? 見て覚える? 暗唱だけに頼っていると思わぬ落とし穴も!【困っている子に寄り添う道具のネットショップ店主に聞きました】
トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き

すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(佐藤義竹著 tobiraco編 小学館)、好評発売中!

小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

発達障害の子の「できる」を引き出す学習道具ベスト5 筑波大学附属特別支援学校の先生が教えます!

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