トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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怒ることはよくないこと。
キレるのは感情をコントロールできない未熟な人間のすること。
そんなふうに思われがちです。
でも、本当にそうなのでしょうか。
私が特別支援の先生方はすごいなと思うのは、不快な感情やネガティブな感情も、その人にとって大切なものとして扱うところです(どの先生もというわけではありませんが)。
弟が養護学校(現特別支援学校)の修学旅行でキレたことがありました。
みんなで食事をしているとき、あるテーブルの子たちの箸が見当たらなかったそうです。そのテーブルの子が何度も弟のところへ来て、「箸を知らないか」と聞きました。
何度も聞かれた弟は、
「俺は泥棒じゃないんだ!」
と怒ったそうです。
この一件は、実家の片付けで見つけた昔の連絡帳で知りました。
そこには、先生のコメントとして書かれていたのは、
「自分の気持ちを外に出せたのは良かったです」でした。
「感情をコントロールできるようにしましょう」
ではなかったところに、先生の見識を感じました。
特別支援の世界では「感情のコントロール」はよく言われます。
「怒りの物差し」という教材もあります。
怒りの強さをレベル1から5まで段階的に示した教材です。
レベル5の怒りが悪いということではありません。
まず自分の感情に気づくための教材です。
「自分は今、怒っている」そして、それはどの程度なのか。それを考えることで、自分を少し客観的にみることができます。
私が尊敬する森村美和子先生は、
「どんな感情もあなたのもの。大切にね」
と著書『特別な支援が必要な子たちの「自分研究」のススメ』で書かれています。
怒りも、不安も、悲しみも、その人の大切な感情です。
だからこそ、まずは気づくこと。
感情のコントロールは、その先にあるのだと思います。
トビラコ店主
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