トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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自分の気持ちを言葉にして、それを誰かが黙って聞いてくれる。
否定せずに聞いてくれる。
これは、子どもだけでなく、大人にとってもうれしいことです。
トーキングゲームやすきなのどっち?は、そのためのゲームです。
ルールは簡単です。
相手の話を黙って聞く。
否定しない。
ただ、それだけです。
この夏に発売される教育雑誌で、この二つのゲームを紹介していただくことになりました。
編集者の方からいただいたメールには、活用してくださっている先生方の声が紹介されていました。
「自分のことを言葉にして相手に伝えることを、楽しく体験できるのがいい」
というものでした。
また、ある学校では、休み時間になると、
「先生、これやろう」
と子どもが先生の引き出しからトーキングゲームを取り出してくるそうです。
私は、このゲームのいちばん大事なところは、目の前に「聞いてくれる人」がいることだと思っています。
人は、聞いてくれる人がいるから話します。
誰も聞いてくれなかったり、否定されたりすると、だんだん話さなくなります。
トーキングゲームがNHK「あさイチ」の発達障害特集で紹介されたのは2017年でした。
ゲスト出演していた栗原類さんが、このゲームを見てこう言いました。
「ぼくも小さい頃にこういうゲームが欲しかった。発達障害の子は意外と気持ちを聞かれることがないんですよね」
とても印象に残っている言葉です。
その言葉を聞いて、ゲーム考案者の安部博志先生(元筑波大学附属大塚特別支援学校支援部長)が、
「コミュニケーションのルールを教える前に、コミュニケーションの楽しさを体験することが先なんだよ」
と繰り返し話していた意味が、少しわかったような気がしました。
障害のある子は、いつも支援される側になりがちです。
「パンとご飯、どっちにする?」
と聞かれることはあっても、
「20歳になったら何をしたい?」
「将来、行ってみたい国はある?」
と聞かれる機会は、案外少ないのではないでしょうか。
障害のない子には聞くけれど、障害のある子には聞かない。
そんなことがあるのかもしれません。
でも、トーキングゲームはそこを飛び越えて聞きます。
あなたはどう思う?
あなたは何が好き?
あなたは何をやってみたい?
そうやって、その人の気持ちを聞く。
作った当時はそこまで意識していませんでしたが、今になって思うのです。
もしかすると、それがこのゲームの一番いいところなのかもしれません。
トビラコ店主
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