トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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勉強が苦手な子には、「ゆっくり丁寧に」教えるのがいいと思われがちです。
でも、必ずしもそうではない。
力のある先生たちから、そんな話を何度か聞いたことがあります。
先日も、特別支援学級で長年教えてきた井上賞子先生が、「ゆっくり丁寧に」が必ずしもいい教え方ではない、という趣旨のことを話していました。
なぜだろう。
「ゆっくり丁寧に」は、とてもいいことのように思えます。
でも、それは誰にとっていいのでしょうか。
教える側が「こんなに丁寧に教えているんだから、わかるだろう」と思っているだけなのかもしれません。
大事なのは、「ゆっくり丁寧に」よりも「たっぷり」なのかもしれません。
「ゆっくり、たっぷり」の子もいる。
「はやく、たっぷり」の子もいる。
もちろん、その子が覚えやすい方法で、です。
小学2年生の2学期になると、低学年の大きな山場、かけ算九九が始まります。
ここでつまずく子は少なくありません。
井上賞子先生の『学びにくさのある子への算数支援 「できる!」をかなえる教材や教具を探して』(Gakken/2025年)を読んでいても、やはり「たっぷり」が大事なのだと思います。
九九にたっぷり触れるには、学校で単元が始まってからでは時間が足りないことがあります。
だから、少し前から九九に親しんでおく。
「勉強」として先取りするというより、聞いたことがある、口にしたことがある、見たことがある状態にしておく。
九九は暗唱して覚えるのが一般的ですが、実は言いにくいものです。
まずは音で聞く。
繰り返し聞いて、耳になじませておく。
九九アプリを使うのも手です。
tobiracoの「かけ算九九の助」のように、具体物を使ってかけ算の仕組みを目で見ながら、たっぷり触れる方法もあります。
「ゆっくり丁寧に」ではなく、
その子に合ったやり方で、たっぷり。
そろそろ学校が始まるこの時期、ちょっと覚えておいてもいい言葉かもしれません。
トビラコ店主
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