トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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発達障害のあるご夫婦の家に遊びに行ったことがあります。
夫はADHD、妻はASDです。
部屋はかなり散らかっていました。
ところが不思議なことに、ものがなくならないのです。
おしゃべりをしていると、奥さんが
「あ、そのグッズはね」
と言いながら、散らかった部屋の中からすっと取り出します。
まるで魔法のようでした。
私なら、
「あれ、どこにしまったかな」
と探し回るところです。
最近知ったのですが、ADHDのある人は忘れっぽさを補うために、ものを見えるところに置いておくことが大事なのだそうです。
つまり、散らかっているのではなく、見えるところに置いていたら結果として散らかって見える、ということです。
ASDのある人の中にも、「見えないものはないもの」になってしまう人がいます。
以前聞いた話では、こたつに足を入れていると、自分の足がなくなったような感覚になる人もいるそうです。
忘れっぽいから見えるところに置く。
見えないと存在しないように感じるから見えるところに置く。
そんな特性のあるご夫婦ですから、自然と部屋は散らかります。
でも不思議なことに、その部屋にいても私はあまり散らかっていることが気になりませんでした。
むしろ居心地がいいとさえ感じたのです。
そういえば弟も、
「見えるところに置いておいて」
が口癖です。
私はずっと性格の問題だと思っていました。
でも今になって思います。
あれもまた、特性のひとつだったのかもしれません。
トビラコ店主
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