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トビラコへようこそ!
放課後等デイサービスは、障害のある子の成長を支援する場です。支援の仕方は、それこそ、そこに通う子どもの数だけあるともいえます。
放課後等デイサービスに子どもを初めて通わせるという人にとっては、そもそも支援ってなに? 学童保育とどこが違うの? という疑問もあるでしょう。
そんな時は、支援がうまくいっている具体的な事例をいくつか知ることで見えてくるものがあります。
前にもこのコーナーでおすすめしたかもしれませんが、『放課後等デイサービス ハンドブック 子どもたちのゆたかな育ちのために』(かもがわ出版)が、とても参考になります。本書には、全国各地の放課後等デイサービスで行われている支援が具体的に書かれています。
たとえば、ある放課後等デイに通う1年生男子の話です。彼は攻撃的で、まわりの子を蹴ったり、叩いたりしてトラブルを起こしていました。攻撃する相手は子どもだけではなく職員にも及びます。ある時、職員は「あ、こっちに向かっているな」と、まさに攻撃しようとする彼の手が挙がる前に彼を抱き上げました。そしてぽかんとする彼と追いかけごっこして遊ぶようになるのです。
その彼とチラシを使ったちぎり絵をした話がまたおもしろい。彼は、よだれや唾をつけてチラシをちぎりたがります。
一般的にこのような行為は「汚いからやめなさい」となりますが、この職員は自分も唾をつけてちぎってみました。すると、水をつけてちぎるよりもおもしろいということに気づきます。
で、「これ、おもしろいね」と話しかけると、彼も(そうだろう、おもしろいだろう)とばかりにニコッとします。職員は彼と同じ空間で一緒に遊ぶことができたと思えた瞬間です。
そのあたりから、攻撃的だった彼が攻撃せずに職員の手を引きながら、自分の意思を伝えるようになっていきます。
彼は人が嫌いだから攻撃するのではなくて、本当は一緒に遊びたい、だけどどうやってそれを伝えたらいいのかわからなかった、ということに職員が気づきます。そして彼が変わっていく様子を現場から具体的な例をもとに報告しています。
いわば、放課後等デイの現場レポートですね、この本は。
いろいろな実例を読んでいて気づくのは、子どもにだけ「変われ」というのではなく、職員の側も変わっていくことで、いい結果が出ていることです。
最終的には、やはりその職員との相性ということがとても大切なんだなということがよくわかります。
トビラコ店主より
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おかげさまで、トビラコの療育アロマは出足好調です。関心をもってくださった方、お買い求めくださった方、ありがとうございます。
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ご希望の方は、返信用の封筒に82円切手を貼ってトビラコ宛にお送りください。
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