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2017.03.10

それでなくても環境の急激な変化に弱い自閉症の子どもたち。大震災を境に穏やかだった笑顔が消えて家族や先生に暴力をふるうようになったという話を聞きました。

 
気仙沼で親の会として活動をしている方です。トビラコ店主は当時、子育て雑誌編集者でした。その方のお話は想像を絶するものでした。

 
例えば子どもが奇声を発するようになったため避難所にいられず1日中避難所の周りを散歩していたという親子。車は津波で流されているため、そうするしかありませんでした。

 
こだわりが強く、配給された食事が食べられずに体調を崩した子。トイレの行列に並ぶことができずに大変な思いをしたこと。特性は不安な状況になるとが強く出ます。なんとか安心できる環境を確保したくてもそれが叶わなかったといいます。

 
では、どうしたらいいのでしょうか? できるだけ日常に近い生活ができるようにすることがポイントだとか。「これがあると落ち着く」というものを複数用意してひとつを常に持ち歩く。トイレが使えないことを想定して携帯用のトイレの準備しておくなど。まだあるのですが、それはまた明日。

 

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