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計算が不得意なのに就職先で計算が必要な業務に就かされてしまう。
せっかく就労支援を受けて就職したのにも関わらず、苦手業務を与えられて仕事が長続きしない。
このようなことが起きていることを福祉の業界紙で知りました。執筆者はNPO法人エッジ(通称エッジ)の藤堂栄子さん。
エッジは学習障害の理解を普及するための活動をワールドワイドにしてきた、いわば学習障害支援の老舗NPO。藤堂さんは設立者として長らく活動していらっしゃいます。
なぜこんなことになってしまうのか。それは支援する側が「発達障害」であることは伝えていても、「学習障害」であることまでは企業に伝えていないからだそうです。「計算が苦手」ということを支援者の側は、言いづらいのだとか。
う〜ん、その特性を伝えないことには支援したことにはならないんじゃないの、と思いつつ、ここから先は、トビラコ店主の推測です。
就職させてしまえば、それがその事業所の実績になります。たとえ半年、いや1か月で辞めたとしても、就職したことにかわりはありません。就職率としてカウントされます。なので、採用されるために都合の悪そうなことはあえて言わないのかもしれません。就職率が高ければ、そこは優秀な事業所として評価されますからね。
就職率ほぼ100%という就労支援の事業所や支援学校があるとしたら魅力的ですよね。我が子もぜひと思ってしまいます。でもみるべきはそこではなくて、定着率ではないでしょうか。
支援を受けた100人全員が就職したとしても、半年後、1年後にはほとんどの人が就職した会社をやめていたとしたら、かなり低い定着率です。つまりマッチングには失敗しているわけです。言葉は悪いですが、就職の口ききや斡旋をしたにすぎず、支援ではありません。
就職が目的ではなく、就職したその後に、その子が仕事にやりがいをもてるようになっているかどうか。困ったことはないか。支援学校の心ある先生は、就職先にたびたび出向いて、教え子のそこを見ています。
先日、出会った福祉の仕事をしていらっしゃる方は、一度支援を決めたらその人と一生つきあう覚悟が必要、とおっしゃっていました。
ま、そこまでは求めないとしても、事業所や支援学校が就職率だけにこだわってしまうと、不幸なマッチングが生まれてしまいますよね。
トビラコ店主より
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