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トビラコへようこそ！
あの震災でもっとも気になったのは、発達障害の子供達でした。
いざという時のために備えておきたいものなどのアドバイスは、下の方にまとめました。お時間のない方はスクロールしてそこだけでもご覧いただけるとうれしいです。
トビラコ店主が子育て雑誌編集者時代に、取材に応じてくれた気仙沼の親の会の代表、林亮子さん、小野寺明美さんの話は、いまでも伝え続けていきたいことばかりです。おふたりのお子さんは、とてもこだわりの強い自閉症。
おふたりは、30年近く親の会を運営していましたが、震災を機に新たに「本吉（もとよし）絆つながりたい」という会を設立。気仙沼のご自宅を拠点として活動しています。
おふたりに、当時の話を聞くと、親子ともどもその苦労たるや並大抵ではないことがわかりました。避難所での生活は、普段と違うことばかりなので、パニックを起こしたり。知らない大勢の人と長時間過ごすことがストレスになり奇声をあげたり。
避難所に行かずにすんだとしても、水洗トイレが使えずにパニックになったり。夜、電気が使えないことに納得がいかずに混乱したり。
おふたりは、同じような立場の親たちと情報交換し、互いにつながりを持つことで救われると痛感。それで会の名前を「本吉つながりたい」にしました。
震災から４年後、まず親たちの念願だった一時預り施設を作りました。本当は校区にひとつ「福祉避難所」があればいい、と林さんたちは考えていましたが、当時はそこまでの道のりは遠いよね、とみんなで話したのを覚えています。
先日、ニュースで福祉避難所の設立や学校の一室を障害を持った子のためのスペースが設置されたと知りました。時間はかかったけど、ようやくここまできたという感じです。
林さんたちは、活動するにあたり、資金調達、情報収集、ネットワークの広げ方などなど勉強しながら少しずつ積み上げていきたいと話していました。問題は山積。一気に進んだり、解決したりはしないかもしれません。でもあきらめずに進むことで形になっていくと、先日の福祉避難所設立のニュースを見ながら思いました。
「一時預かり施設ができたときは、被災者を見舞ってらした美智子皇后が、建物に目を留め車からしばらく手を振ってくださいました」とうれしそうに語っていた小野寺さん。強い思いを抱いた活動は続けていくうちに、必ず誰かの目にとまるものですね。そこからまた広がっていきます。まさにつながっていきますね。
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大震災を経験したおふたりに、お聞きしたアドバイスをまとめました。ご参考にしていただければ幸いです。
●日常生活でシミュレーションを
普段していないことは非常時にもできないと心得て。日常生活や外出先で「今、災害が起きたらどうする？」を常に考える習慣を。
●「助けてもらう力」を磨こう
避難生活では長時間の行列が多い。自分が並ぶ間、「子供を見ていてください」と頼める関係や、助けてもらう力を身につけよう。
●携帯用トイレの準備を
「避難所で最も困ったことはトイレ」という人が多数。行列しなくてもすむ携帯用トイレを準備しておこう。
●「あれば落ち着く」グッズを複数用意
「これさえあれば、とりあえず落ち着く」という小物は複数作っておき、ローテーションでひとつを常に持ち歩くとよい。「できる限り日常に近く」が避難生活のポイント。
●「ないとダメ」なグッズはバッグに常備
外出先から避難所へ直行する場合もあるので、「これがないと食べられない（寝られない）」ものは必携。食器、タオル、人形など。まったく同じでなくても代替になるものならOK。
トビラコ店主より
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＜返信用の封筒にお書きにいただくこと＞
１）お届け先のご住所２）郵便番号３）お名前
82円切手が貼られていない場合は、お送りできませんのでご注意ください。
＜宛先＞
〒 145-0065
東京都大田区東雪谷1-12-1
Maison15 203
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