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怒りのコントロール(アンガーマネジメントともいいます)の特集を、編集者時代に何度か組みました。
「何度か」というのは、それだけ読者である母親たちの関心が高かったからです。
いろいろな人に取材をさせていただくとだいたい共通しているのは、
カーッとなったら6秒数える。
水を飲む。
その場から離れる。
などでした。そのどれもがあたっていると思います。が、自分の怒りを鎮める方法は、やはり自分で獲得していくものではないでしょうか。
作家の向田邦子の小説に登場する女たち(向田邦子だと、「女性」ではなく、「女」、という言い方になるんです)は、よく怒っていました。
だいたいは、男女のもつれなんですが。で、怒ったときにお饅頭を口に入れる場面がよく出てきます。
よけいなことを口走らないように、急いでお饅頭を口に入れて、お茶も飲む。この方法はいいなと思いました。
一度口からこぼれ出た言葉は、なかったことにはできません。人の心の中には他人には見せられないドロドロとしたものが渦巻いています。その切れっ端が思わず口から飛び出てしまったら、やはり後悔すると思います。相手に傷を負わせることになるでしょう。
それなら、そんな言葉が不用意に出てこないように、お饅頭(シュークリームでもなんでもいいですが)で口封じ。ついでにお茶も飲んだりしているうちに、少なくとも後悔するような言葉が出てこなくなるかもしれません。
向田邦子は、自分の体験を小説に練り込む名人です。彼女自身が実際にそうしていたのではないかと思います。だから、何度でも「お饅頭で口封じ」の場面が出てくるのでしょう。自身で獲得したアンガーマネジメントだったんだと、いまになって気づきました。
「怒ることは決して悪いことでないし、自然なこと」と、取材したある先生はおっしゃっていました。怒りのコントロールを語るとき、このこともセットで伝える必要がありますよね。
自然に沸き起こる感情にいいも悪いもない、ということをどこかで読んだことがあります。
お母さんだけが、なぜいつもいつも(怒らずに)笑顔でいなくてはならないのでしょうか。笑った顔だけではなく、怒った顔、悲しそうな顔、うれしそうな顔、困った顔、ずるそうな顔、恥ずかしそうな顔、驚いた顔、、、それらすべて込みで「私(僕)の母の顔」なんですよね。
トビラコ店主より
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