お知らせ一覧

2018.06.23

トビラコへようこそ!
 

子供によかれと思って先回りしていないか、振り返ってみるといいですよ。
という話を、ある親の会の勉強会で聞いてきました。
 
勉強会のテーマは、「わが子へしてほしい配慮(合理的配慮)をどう学校に伝えるか」です。合理的配慮の典型としてiPadを例にとってみます。
 
iPadを使えば「書く」困難から解放されるからと、親が先生に申し出たとして、果たして肝心の子供がそれを望んでいるかどうか、そこを考えましょうという話です。
 
子供の気持ちとして。。。
・教室で自分一人だけ違うものを使うことに抵抗があるかもしれません。
・「書字障害」であることを子供自身、まだ認めたくないかもしれません。
・そもそもiPadを十分に使えこなせる技量があるかどうか(タイピングが追いつくかどうか)。教室に持ち込んだとしてもタイピングに時間がかかって使いこなせないかもしれません。
 
子供自身が望んでいない配慮は、うまくいかないそうです。
考えてみれば、あたりまえですよね。望んでもいないことをされてうれしい人はいません。でも、親って、ついそれを忘れてしまうんですよね。いくら、「それがあるとうまくいくはず」と思っても、まずはそれを使う(配慮を受ける)子供に聞いてみる。ここが最初にしなくてはいけないことです。勉強会の講師に教えてもらい、深く納得しました。
 

iPadが出てついでに。
 
iPadが配慮の象徴としてよく語られますが、功罪ありますよね。iPadさえ与えればそれでよしとされて、その他の困難に目を向けられない可能性があるからです。
iPadの持ち込み許す許さない、まわりの子が一人だけ使うのはずるいと言った。
こういう話は耳タコで、そこから話が先に進まないのは残念です。
 
たとえば、聴覚過敏の子にとって教室の真ん中の席は、まわりのすべての音が同じ音量に聞こえて、まるでパチンコ店に入ったような騒音になるそうです。そんな場合は、席を一番後ろにしてもらう。それも配慮です。さらには騒音をカットするノイズキャンセラーの使用も認めてもらう。という配慮の話があるのに、広まらない。
 
文字を拡大すれば読みやすくなる子のために、拡大コピーのプリントを教室においておき、誰でもがとれるようにした先生もいます。「文字が大きいほうが読みやすい」と障害のない子たちも、拡大コピーのプリントを使ったそうです。
そんな話も広がらない。
 
iPadというわかりやすい話だけが拡散されてしまって、子供が置き去りにされているかもしれませんよね。
 

 
 

トビラコ店主より

 
 
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