自動下書き
トビラコへようこそ!
子どもの成績が落ちたとき、その背景に「障害」があるかもしれない。
アメリカでは、学校の責任でそれを調べるそうです。
スクールサイコロジスト(カウンセラーではなく)がその役を担っています。
すぐに考えられるのは「学習障害(LD)」ですが、そのLDでも読み書きの障害であったり、算数障害であったり。またひとくちに読み書き障害といっても、書字障害かもしれないし、そもそも文字の見え方に問題がある場合もあります。明朝体の字は読めないという場合もあります。文字がのたくったように見える読字障害の場合もあります。算数障害でも、計算が覚えられない、図形の認識がうまくいかないなどなど、本当にその子によって違います。
学習障害以外にもいくつか原因が考えられます。
聴覚過敏で、先生の話とまわりの音を聞き分けられないかもしれません。
体幹が弱くて、椅子に長時間座っていることが苦痛なのかもしれません。
だから、専門の知識をもった人がきちんと分析をして、その子にあった方法で勉強できるようにするわけです。
日本の場合は、そうなっていません。と、ここでいっても始まりません。いずれはそうなってほしいし、そうなるとは思います。
いま、できることがあるとしたら、学力が落ちた時に、その子の努力だけでなんとかなるものなのかどうかを見極めることだと思います。
書字障害の親たちからよく聞くのは、書字障害とわからずに「がんばって書こうね」と、つきっきりになって字の練習をさせていたという話です。
がんばっても、形の整った字を書けないのが書字障害です。あるいはせっかく覚えた漢字を一晩で忘れてしまうということもあります。「がんばらせるほど子どもの自己肯定感を下げていた」。多くの親が悔やみます。
他の子と同じようにできないときは、他の子と違う学習の仕方があるのではないかと考えてみてはいかがでしょうか。
今は、昔と違って「学習障害」の子のための本もたくさんあります。少ないながらも相談機関もあります。
やみくもに塾に通わせたり、その子の学び方にはあっていないドリルをさせることで、その子がますます自己肯定感を下げないようにしてほしいと思います。
トビラコ店主より
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