自動下書き
トビラコへようこそ！
「障害」という言葉をなるべく使いたくない人が多いんじゃないでしょうか。
トビラコ店主もそうです。
学習障害は、Learning Disabilities（障害）だからLDと日本では訳されています。
でもアメリカではLearning Difficulties（困難）として学びに「困っている」ことを指すそうです。いやいや、それでも抵抗あるよ、Learning Differences(違う)、「学び方が違う」だけ、という人もアメリカにはいます。
「困っている」「困難」は、現状を言い当てているし、「学び方が違う」になるとと、その子にあった学び方を探そうという、前向きな気持ちになれます。
「学び方が違う」ということをひとことで言えるといいんだけど。なんかないでしょうか。
余談ですが、アメリカでは通常の学び方だと身につかない場合、その原因がどこにあるのかを考えるのも学校の役割だそうです。学習障害があるかもしれないし、なかったとしてもその子にあった学び方ができていないのではないかと考えて対策を取ります。
これは、栗原類さんの著書『発達障害の僕が輝ける場所を見つけられた理由』の中で、母親の泉さんが同じようなことを書いていました。日本の場合、どうしても家庭や親のせいにされがちなのが残念です。それもあって、泉さん類さんをアメリカで育てたようですね。
元文部科学大臣の下村博氏の息子さんも学習障害でしたが、日本では学べないとしてアメリカだったかイギリスだったかに留学させたのは有名な話。
日本も最近になってようやく、「学び方」に少しずつ関心が持たれてきました。
文科省が推進している特別支援教育の「自立活動」はまさにそれ。
自分にあった「学び方」を習得していくことが目的です。
自分にあった学び方を身につける姿勢は、社会に出た時もきっと役立つと思います。生活の知恵的に、これをやっている人は案外いるかもしれません。
トビラコ店主より
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