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親族が集まる機会が増える年末年始。
子どもに挨拶をさせなければならず、ちょっと憂鬱という人もいるのではないでしょうか。
自閉スペクトラムの子にさせてはいけない３つのこととして、本田秀夫先生（信州大学医学部付属病院子どものこころ診療部部長）は、次のことをあげています。
１）無理やり挨拶させない。
２）苦手を克服させようとしない。
３）勉強だけさせない。
意味がわからないうちに「挨拶」を無理にやらせてもイヤな思いが残って逆効果。声をかけられて挨拶を返すことができればそれで十分とのことです。
ー『発達障害 あんしん子育てガイド』（小学館「思春期までに自尊心の貯金を」より）
だから、「〇〇おばさんに、ちゃんと挨拶するのよ」的なことは言わないほうがいいということです。
ついでに、２）と３）も解説しますね。
２）苦手を克服させようとしない。
「字をきれいに書く」とか、四則計算など苦手なことの繰り返しは努力してなんとかなるものではありません。「罰」にしかなりません。
３）勉強だけさせない。
ここでいう「勉強」は、プリントなどの勉強です。それよりも、具体的なものを使っての勉強であったり、生活体験の中から学ぶほうが身につくとのこと。
ともかく、無理やり挨拶させることはないんです。「挨拶ができない子」なのではなく、「意味のわからない挨拶はしない子」という風な捉え方をしてみませんか。
トビラコ店主より
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