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2017.05.11
トビラコへようこそ!
知らないことだらけということを痛感しております。先日、あるお母さんからの情報で「バリアフリー楽譜『フィギャーノート』」を知りました。「フィギャーノート」とは、フィンランドのバリアフリー絵音譜。おたまじゃくしではなくて、色と形をみて穴を押さえるところ、音を伸ばすところがわかります。
お子さんが、小学校時代にリコーダーを吹くのが苦手で学校に行き渋ったそうですが、フィギャーノートのおかげで演奏ができるようになりました。そのお子さんは目と手の協調性が低くて楽譜を見ながらの演奏が苦手だったそうです。
リコーダーの話が出てついに。これもご存知の方がたくさんいらっしゃると思いますが、穴をうまく押さえられない子のためのリコーダーがあります。「アウロス改造リコーダー」です。すべての穴(音孔)の位置を指に合わせて左右に移動することができます。指が不自由な子用ですが、器用に指を動かせない子にもおすすめ。
ある先生から聞いた話です。リコーダーを使った演奏発表会で、指がうまく動かせない子のリコーダーの穴に、教師がテープを貼って音が出ないようにしていたというのです。こんな悲しい目に子供を合わせないためにも、道具をうまく使ってほしいなと思います。もっともこの話は道具以前の問題ではありますが。
トビラコ店主より
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『使ってみたら「できる」が増えた 発達障害の子のためのすごい道具』(小学館/筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭安部博志著/トビラコ編集)3刷決定!