自動下書き
トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
障害のある子とない子が同じ場で学ぶ。これがインクルーシブ教育と誤解されていることが多いですよね。
障害があるという理由で排除(イクスクルーシブ)しませんよ、学びの場にすべての子が含まれる(インクルーシブ)ようにしますよ。障害のある子も、持てる能力を最大限、引き出せるようにしましょう。環境を整えたり、その子にあった学び方で教えましょう(合理的配慮)。これがインクルーシブ教育の目的(合理的配慮の導入に尽力している文科省の人に聞いているので間違いありません)。
インクルーシブの日本語訳がうまくできないのですが、「排除」の反対というほうがしっくりきますね。排除しないというのは、教育の機会や場から排除しないという意味です。だから必ずしも同じ場で学ぶことが、インクルーシブ教育なのではありません。
なんで、いつの間にか、同じ教室で障害のある子とない子が共に学べることがインクルーシブであり、それが素晴らしいことのように語られるようになってしまったのでしょうか。
これは、子供の側に立っていないからなんですよね。
たとえば、Aくんはゆっくりと時間をかけると覚えられます。でも、他の大多数の子は時間をかけなくても覚えられます。通常学級の教室は、大多数に合わせますから、Aくんは覚える能力があっても、覚えられないままでつらい思いをしてしまいます。
でも、Aくんの思いは置き去りにされて、障害のある子もない子も同じ場で学んでいるからインクルーシブ教育だ、とされがちです。
障害の特性にあった配慮「合理的配慮」を知っている人は、2017年の時点で2割だそうです。「配慮」を、学校での学習に置き換えると、その子の能力が最大限に引き出せるような配慮です。「合理的配慮」を知っている人がたったの2割であることと、障害のある子もない子も同じ場で学べることがインクルーシブ教育と思い込んでいる人たちの多さは無関係ではありません。
「合理的配慮」が浸透するようなるにつれ、インクルーシブ教育に近づくのだと思います。そして「合理的配慮」という言葉がなくなり、その子にあった学び方ができるのがあたりまえになって、初めてインクルーシブ教育が実現したといえるんでしょうね。
本日は、文部科学省の特別支援教育の調査官のお話を聞いたばかりなので、ちょっと堅い話になってしまいました。
トビラコ店主より
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