自動下書き
トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
多動な子は家の中でもじっとしていられなくて、外に飛び出してしまうことがあります。トビラコ店主の妹もそうでした。まだ、妹が5歳くらいだったと思います。母が気づいたときには、家から「脱走」していたことがありました。
言葉の出ない妹がどこへ行ったのか、見当もつかず、母は近くの交番に駆け込みました。おまわりさんとパトカーに乗って、町内を探し回りましたがどこにもいません。
生きた心地がしないまま、乗ったパトカー。おまわりさんの無線機に、小さな女の子を預かっているという連絡が入りました。特徴から妹に違いないということになり、交番に戻ったら、果たして、無線で連絡してきたおまわりさんの横に座っていました。
当時、住んでいた家から歩いて5分くらいのところに地下鉄の駅がありました。妹は地下鉄の改札を通り抜けようとしていたらしいです。小さな女の子がひとりでいることを不審に思った親切な方が、駅員に知らせてくれました。話しかけても通じないので、ますます変だと思ったのでしょう。
どこのどなたか存じませんが、私たちの恩人です。その方がいなければ妹はどうなっていたのかと思うと今でもゾッとします。
交番で妹を預かったおまわりさんは、何を聞いても話さない妹にどう接していいかわからなかったのでしょう。口紅を差し出したら、妹はパクッと食べようとしたらしいです。
5歳くらいの小さいうちというのは、障害があるように見えないことがあります。妹も色白の丸顔で目がパッチリとしているおかっぱ頭の女の子でした。おまわりさんは女の子だから口紅に関心があるだろうと思ったのでしょうね。
ここまでが、うんと長い前置きです。家から「脱走癖」がある場合、どうしたらいいのかという話です。先日聞いてなるほどと思ったのは、その子の写真を近所の人に見せて、その子が多動であることも伝えていたお母さんの話です。伝えられて嫌な顔をする人はひとりもいなかったそうです。
実際、ちょっと目を離したすきにいなくなったことがあって、近所の人に「〇〇(店の名)にいたよ」と教えてもらったことが何度かあったとか。
身近に障害のある子がいないと、特性もわからないし、どう接していいのかもわからないことが多いと思います。妹に口紅を差し出したおまわりさんのように。だから、先に伝えておくと功を奏することが多いですよね。もし、迷惑そうな顔をされたら、その人はそこまでの人です。大抵は、助けになりたいと思っています。
妹が戻ってきたとき、隣に住んでいた大学教授の奥さんは「よかった、よかった」と妹を抱きしめて涙を流したそうです。この奥さんも心配して探してくれたひとりでした。
トビラコ店主より
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