自動下書き
トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
こだわりは、その子によって違うし、なぜそれを? ということが多いですよね。
トビラコ店主の妹のこだわりは、靴のかかとです。脱いだ靴を靴箱に入れたときに、左右のかかとがピタッとくっついた状態にならないと、何度でもやり直します。
トイレのスリッパもそうです。両方がきちっと揃っているかどうかがとても気になって、人がトイレに入った後に必ず確認し自分で揃えます。
『発達教育』という雑誌の「私の子育て日記」は、毎回、なんらかの障害のある子のお母さんが書いていて、好きな連載のひとつです。
今号、登場のお子さんは、室外機にこだわっていて、室外機の前で立ち止まらずにはいられないというのです。メインの話は、それではないんですけど、そこに目が向いてしまいました。
余談ですが、ちょっとわかる気がします。トビラコ 店主は一時、マンションやビルの屋上にある給水タンクがとても気になって、気がつくと写真を撮っていた時期があります。
なぜこだわるかといえば「それ」が気になるからです。なぜ気になるのかは、謎です。
ただ、室外機にこだわるお子さんには、お母さんが対策を講じました。あえて室外機のそばを通り立ち止まらない練習です。室外機が目に飛び込んできた途端に道を飛び出したりしたら危険ですものね。もしよその家の室外機をじっと見ているということをしてしまっては不審者扱いされ兼ねません。ま、そこまで、このお母さんが考えていたかどうかわかりません。でも、これはやめさせたほうがいいと思われたのでしょうね。
で、この「あえて室外機の前を通って、立ち止まらない練習」ってすごいですよね。室外機を避けるのではなくて、あえて通る。そして立ち止まらないよう自分を律する。この練習はうまくいきました。室外機が気になりながらも、素通りできるようになったそうです。
その次に、このお子さんがハマったのが電車の動画です。一度見始めるとやめられなくなるというのはよくあることです。で、時計がわからないお子さんだったので、先生が一計を案じて、タイマーがピピっとなったら終わりにしようという約束を動画を見る前にするようにしました。するとタイマーが鳴ると、すっと動画の電源を落とすようになったそうです。
このような「知恵」って、もっと共有されていいですよね。障害のある子の事例というのは、本当に少ないと支援学校の先生からお聞きしたことがあります。
事例をオープンにしてしまうと、個人情報を流出させることにもつながるからだそうです。そうなのかもしれないけど、個人が特定されないようにすればいいのではないかなあ。それよりも、事例がたくさんあることで、助かる子(人)が多いことの方が大切なのではないかと思ってしまうのです。
こだわりについても、いろいろな考え方や支援の仕方があります。たくさんの事例があれば、そのことがわかるはずなんですがね。
じつは、この事例については、来年あたり、ある学校と組んで事例をオープンに、意外な形でお見せできると思います。なんか、よくわからない言い方ですみません、まだ、いまの段階ではここまでしかお伝えできないのですが、これは、ちょっと画期的なツールになると思います。ご期待いただきたいです。
トビラコ店主より
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に、月1回の連載をしています。
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