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2019.06.23

トビラコへようこそ!
 
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

根底にあるのは「不安」や「悲しみ」なのかもしれない。
 
イライラしているのは、先が見えないからかもしれないし、
 
怒りだすのは、自分を大切にされていないと感じる悲しみの裏返しかもしれない。
 
そんな場面に、最近出くわすことが多くなりました。
 
発達の特性あるなしにかかわらず、子どもか大人かも関係なしに。
 
身内の話になって恐縮です。妹は、重度知的障害を伴う自閉症でありダウン症でもあります。先日、検査のために1週間入院することになりました。
 
母と私とで交代で付き添っているのですが、妹の施設の職員が見舞いにこない、と怒りともぼやきともつかない電話が母からあったのは昨日。
 
こういう時に、対応を一歩間違えたために、ボヤですんだはずの火事が大きな火災に発展した経験を何度もしています。なので慎重な対応をしました。慎重な対応とは、ひたすら「聞く」に徹することです。
 
病院と施設は徒歩で2〜3分、帰りがけに立ち寄れる距離です。だから、母の気持ちもわかります。でも、疲れている時にはその立ち寄りすらできない職員の気持ちもわかります。
 
母の怒りの原因は、結局のところ、自分の娘を大切に思ってもらえていないという悲しみなんですよね。
 
なので、昨日は「そうなんだね」という傾聴に徹しました。
 
今朝になって、母から電話がありました。話をまとめると、
 
・職員が見舞いにこなかったということを、病院の看護士さんに言わないでほしい。
・もしかしたら、自分(母)がいないときに、職員さんが見舞いにきてくれたのかもしれない。
 
この2点を聞き、昨日ボヤで消しておいて本当によかったと思いました。
 
そこで、初めて、職員さんがいかに忙しいかを具体的に話しました。
さらには、施設で妹がいかに大切にしてもらっているか、これも具体的に話しました。
 
この順序が逆、つまり昨日の電話で「職員さんだって忙しいんだから仕方ないでしょ」と言い放っていたら、もしかしたら火事になっていたかもしれません。
 
相手に反論せずに、まずは傾聴する。そうすると、話を十分に聞いてもらえた側が、自分で気づくようになるんだなと思いました。
 
ま、いつも、こううまくはいきません。失敗することもあります。でも、ともかく相手の言い分を十分に聞くことが大切だと思いました。その主張が間違っていたとしても、です。
 
アップしてからの追記:娘が母親のカウンセラーになる必要はないんです。自分が疲れていたら、用事を作って聞かないようにするとか、聞いたあとは気分を切り替える何かをするとかも必要だと思います。親子といえども別々の人間です。相手のネガティブワールドに引きずりこまれないように。
 
それから、毒親というケースもあります。毒親への対処としては、相手を変えようとせずに、自分から親を切り捨ててしまうことかなと思っています。このあたりは、専門家の方がいらっしゃいますから、私がいうこともでもないとは思いますが。

 
 
 

トビラコ店主より

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