自動下書き
トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
学校が合わないから転校するというのは、大いにありです。
ありなんだけど、実際には転校させる親が少ないですよね。
でも、幼稚園はもっと柔軟に考えていいと思います。
特に発達の特性を持っている子は、幼稚園との相性は大事ですからね。
こんな話を聞きました。
トラブルの絶えなかった発達障害の幼稚園生が、父親の転勤で引っ越すことになりました。
園でのトラブルを気にしていたお母さんに、園の先生は次のように言ったそうです。
「お母さん、〇〇くんは悪くないのよ。そのことだけは、わかってあげてね」
この言葉に後押しされて、心の準備をしたお母さん。
でも引越し先での園でもやはりトラブル続き。先生に叱られ続けて、元気だった息子さんが無表情になっていきました。この様子に危機感を抱いたお母さんは転園を決めます。
3つ目の園で、ようやく息子さんを理解してくれる園に出会ったといいます。先生方が、息子さんとの関わり方を他の子たちに教えたところ、トラブルは激減。息子さんは友達と仲良く遊べるようになり、みるみる元気を取り戻したそうです。
「元気だった子どもが無表情になる」というのは、子どもにとって危機的な状況です。思い出すのは、2011年の東北の大震災。当時、仙台で被災したライターさんからいろいろな話を聞きましたが、その中で強く心に残っているのは、「子どもが笑わなくなった」「子どもから表情が消えた」という話です。震災というものの恐ろしさをまざまざと見せつけられた思いがしました。
「笑わなくなった」「表情がなくなった」は、子どもからのSOSと思って間違いありません。
トビラコ店主より
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