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2019.11.06

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜

 

子どもの脳には2種類の機能があるらしいです。
 
教育学者の汐見稔幸さんの説なんですが、とてもおもしろいのでご紹介します。
汐見さんは、ご存知の方も多いと思いますが、長年子育ての世界でさまざまな提言をしている教育学者(東京大学名誉教授)です。
 
2つの脳のうちひとつは「世間脳」もしくは「社会脳」。
世間の論理に合わせた振る舞い方、挨拶の仕方、計算の仕方、言葉の使い方など、こうすればうまくいくという理性部門の働きをする脳です。この脳を育てるのが「教育」なんだと汐見さんはおっしゃっています。で、この育ちが「発達」ということになるのだそうです。
 
もうひとつの脳は「自分脳」もしくは「感情脳」。「世間脳」的にはそうかもしれないけれど、自分はこうやりたい。みんなと同じじゃなくてもいいといい。こう思って動くのが「自分脳」や「感情脳」。
 
で、ここからが、汐見さんが最もおっしゃりたいことなんですが、小さいうちは、まず「自分脳」を育てる(育つのを待つ)のが先、世間脳はその後からついてくればいい。その逆、世間脳を先に育ててしまうと、大きくなったときに苦労しますよということ。
 
世間に合わせることだけ上手になっても、自分が何がやりたいのかがわからない、自分は何が好きなのかがわからない。これは確かに困りますよね。
 
小さいうちから、まわりに合わせることだけ強いられてしまうと「世間脳」や「社会脳」が先に育ってしまって「自分脳」が育ちにくくなってしまうわけです。
 

「遊びは魂の活動」と言ったのは、トビラコ店主の昔からの知り合いで遊びの達人です。汐見さんの話で、突如思い出しました。
 
魂の活動は、その子固有のものなんですよね。なぜ、穴ぼこを掘りたいのか。それは掘りたいから掘りたいんです。なぜ、そこに登りたいのかも同じ。魂がそれをしたいと言っているわけです。これもきっと「自分脳」なんだろうなと思いました。
 
友人に子どもが生まれて、なんとかおもちゃで遊べるようになったあたりで、知育玩具的なものをプレゼントしたくなります。で、プレゼントすると、赤ちゃんは知育玩具よりも、玩具が入っていた箱とか包み紙とかヒモに興味を持ったりします。小さな手で一生懸命、おもちゃが入っていた箱になにか入れようとしたりもします。せっかく喜んで遊んでいる箱や包み紙を取り上げて、知育玩具で遊ばせたがるのは、やはりダメなんですよね、きっと。知育玩具は時期が来たら遊べばいいということで、「自分脳」を育てるのが先ですね。
 
「自分脳」を育てるには、自然の中もすごくいいんじゃないかと思います。
葉っぱをばらまいたり、砂山を作ったり、水に触ったり。「自分脳」がぐいぐい育つ環境ですよね。お金がかからないのもいいですよね。

 
 
 

トビラコ店主より

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