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トビラコへようこそ！
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
知人のアロマセラピストが、東海地方の親の会でアロマセミナーを開くというので末席に参加しました。
地域や講師が違うと、全く雰囲気が違います。とても刺激になるのと同時に、自分に何が足りないのかもわかったように思いました。
トビラコのセミナーは、盛りだくさんの内容を持ち帰っていただきたいと思い開催しています。お金を出していただき、時間を割いて足を運んでいただくのですからね。濃い時間を過ごしていただきたい、極端に言えば1分でも無駄にしたくない、そんな気持ちでいます。
でも、東海地方のセミナーはちょっとそれとは違いました。
お母さん同士がとてもフレンドリーで、空気が柔らかいのです。セミナーの内容は申し分ないくらいに充実しているんですよ。でも、なんだろうか、あのゆるさ（ほめ言葉です）。
自己紹介というのが最初にあります。自分のことを話しやすいように、あらかじめ配られた質問項目に答えながらの自己紹介です（この方法いいですね）。項目のひとつに「子どもがかわいいと思ったのは、どんなとき？」という質問があって、答えを聞くとその家の様子が目に浮かびます。
パパと相撲をとって、負けると悔しくなって、もう一度挑戦する顔。
洗濯物をどんどん取り込んでドヤ顔しているとき。
などなど、いろいろ出てきました。聞いているお母さんたちも、頷いたり、笑ったりしています。
聞きながら、なんだか泣けてきました。子どものいないトビラコ店主が逆立ちしてもかわないのは、これなんです。そして、ああ、トビラコにないのもこれなんだ、という思いを強くしましたね。どっちがいい悪いという話ではないんですけどね。
ささやかなことで笑いあったり、悩みを分かち合ったり。お互いに助け合ったり。そういうことが人が生きていく上での基本ですよね。
勉強して知識や情報を得ることももちろん大切ではあります。でも親がプロの支援者である必要はないと思います。プロはお金をもらってそれをしているのです。
聞くところによると、親の会というものが敬遠され、ネットで情報を得る人が増えているそうです。ネットを否定はしません（トビラコもネット上のお店ですから）。
でも、やはり生身の人間同士が会うと、ネットでは決して得ることができないものを持ち帰れます。先輩お母さんの「うちもそうだったよ。だけどね」という話に励まされたり。子どもがぐずった時のちょっとした知恵が役立ったり。子育て本の通りにいかなくてあたりまえ、ということも生身で話すとわかります。
親の会というものが、もう少し見直されるといいなと思います。
トビラコ店主より
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