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2017.06.05

トビラコへようこそ!
 

障害のあるきょうだいがいる人は、福祉関係の仕事を選ぶことが多いように思います。それは自然ななりゆきかもしれません。でも、その仕事に就くことは、あくまで本人の意思であってほしい。そう考えてしまう場面にでくわしました。

 
「きょうだいのことを思えば、福祉の仕事に就くのが当然」と親に言われて、就職先を悩んでいる学生の話を聞きました。彼は福祉とは関係のない企業への就職を望んているのですが、親に猛反対されているそうです。

 
そういう発想になってしまう親もいるのかと驚きつつ、同時にそういう親がいても不思議ではないなとも思いました。「障害児」(この言葉に抵抗がありつつも一般通念としてわかりやすいので使いますが)と暮らしたことのある人間のほうが、そうでない人よりも理解できるはず、と考える親だっているでしょう。考えるのは自由ですが、それをわが子に押しつけてしまうのは、いかがなものかと。

 
自分のやりたいことを大事にできない人間に、いい仕事ができるとは思えないのです。仮に福祉の仕事に就いたとしても、親の期待に応えるためだけだとしたら、やがて仕事がつらく思える時がくるんじゃないでしょうか。自分で選んだわけではないから。

 
でも、もし、仮に福祉の道を子どもが選んだら、親である自分を喜ばせるためなのではないか、ということを確かめてほしいなと思います。

 
いやいやそうではなくて、自分が置かれた境遇を仕事に生かしたいとか、障害児教育に興味があるとか(最近増えているように思います)であるなら、子どもの決断を心から応援してほしいです。

 
ひとことで言うと、親と子どもは別の人間です、という1行ですんでしまう話ですが。

 

トビラコ店主より

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『使ってみたら「できる」が増えた 発達障害の子のためのすごい道具』(小学館/筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭安部博志著/トビラコ編集)4刷決定!(まもなく5刷か)