トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
知っている人は知っているけど、知らない人には役にたつかもしれないシリーズ(不定期)。
お子さん連れでお出かけになる方へ、老婆心ながらのひとことです。
公共のトイレに子どもをひとりで行かせないでください。公共のトイレは性犯罪の温床であり、子どもが被害を受けやすい場所です。
公共のトイレが危ないと聞いたのは、トビラコ店主が子育て雑誌編集者時代。小宮信夫先生(立正大学社会学科教授で犯罪心理学が専門) を取材させていただたときです。
小宮先生は、法務省官僚を務めた後に渡米しFBIで犯罪心理学を学んだ方です。徹底的に犯罪のデータを分析し、心理学と重ね合わせていく手法をわかりやすく、伝えてくれます。
複雑な論を、端的に次のように小宮先生は教えてくれました。犯罪は機会さえあればいつでも起きる。その機会とは場所。犯罪が起きやすい場所です。それが、
「入りやすく、見えにくい場所」だそうです。
誰もが入りやすく、いったん入ると外から見えない場所で犯罪が多発しているというのです。犯人にしたらこんなに好都合な場所はありません。誰にも怪しまれることなく入ることができて、入ると外からは見えないので犯行がばれにくいわけです。
公共のトイレが、まさにこれ。誰でもが入れます。そしていったん個室に入ったら外からは見えません。
小宮先生を囲んだ小学生の子のお母さんたちの座談会でも、トイレでの被害は出てく出てくる。よくいくショッピンセンターであったり、公園のトイレであったり。
なじみのショッピンセンターであれ、デパートであれ、図書館であれ、そこにあるトイレは「入りやすく、見えにくい場所」であることにかわりはありません。
もし、子どもが異性で一緒にトイレに入れないときはどうしたらいいでしょうか?
小宮先生によると、トイレの外で「ママ(パパ)、外で待っているよ」と他の人に聞こえる声で子どもに伝えるといいとのこと。犯人が一番怖いのは、親がそばにいること。だから外で「待っている」アピールが大事。トイレにいる子どもから離れてはダメなんです。
10年以上前になりますが、熊本のデパートだったかショッピングセンターだったかのトイレで幼い女の子が殺される事件がありました。子どもをトイレに行かせ、そのあいだに買い物をしていた父親は、買い物が終わってトイレに子どもを呼びに行きました。そのとき個室には女の子と犯人がおり、女の子は父親の呼びかけに答えようとして口を塞がれてしまったとのこと。わが子の返事がなかったので、父親は別の場所に探しにいき、その間、殺されてしまいました。犯人は大学生の男だったそうです。
これは最悪のケースですが、トイレに一緒に入れないなら、せめてトイレの外で待っているアピールをしていれば、少なくとも犯人は女子トイレには入らなかったでしょうし、この悲劇は防ぐことができたと思います。
これから家族揃って楽しいお出かけ、というときに物騒な話をしてしまいましたが、頭の隅にでも留めておいていただけたらと思い、あえて書いた次第です。
トビラコ店主より
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に記事を書いていました。
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