自動下書き
トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
子どもが自分で選んだり、決めたりする機会を作るといいみたいですよ、という話を昨日ここでしました。「自己決定」という、小難しい言葉を使ってしまったのですが。
自己決定の度合いが高いと幸福度が高いという調査の結果を踏まえてのことでした。
で、なぜ自己決定と幸福度が結びつくのかというところは、あまり考えていなかったのですが、BSのあるテレビ番組を見ていて、これだ、これが答えなんだということに気づきました。
結論を先に言います。人間の尊厳というものがそこにあるからなんです。
〇〇くん、〇〇ちゃんが選んだ、決めたそれを尊重するということが、人間の尊厳につながるのではないかと思ったのです。
その番組は資本主義経済について、日本で著名な経済学者がとてもわかりやすく解説していました。「資本主義」と聞いてパスされそうなんですが、まあ聞いてください。
ものすごく、大雑把にまとめてしまうと、次のようになります。
・お金(貨幣であれ、暗号通貨であれ)は、何にでも交換できる。
・何かと交換するために人はお金を生み出したり、貯蓄したりする。
・何にでも交換できるというのがお金の普遍的な価値。
・お金の価値観だけが世の中を支配するようになると、人はお金の奴隷になってしまう。
・お金の普遍的な価値観に対抗できる普遍的な価値観が、人には必要。
・それが、人間の尊厳。交換不可能、誰にも踏み込むことのできないもの、それがその人の尊厳。
・お金は匿名(数字であらわす価値)だけど、人は匿名ではない。
ものすごい早送りでまとめてしまうと、以上になります。
世の中が、お金にだけの価値観になってしまうと「生産性」に話が及びます。「生産性のある人間、ない人間」という、嫌な話になってしまいます。なぜ嫌なのか、その理由が、ようやくわかりました。生産性というモノサシで人を測るのは、人の尊厳を無視しているからなんですね。
子どもであれ、大人であれ、障害のあるなしにかかわらず、人として尊重されることが、幸福の下地になるのかもしれない。と、なかば、自分用のメモとして書いてしまいましたが、「わかる〜」「わかる気がする」という方がいてくださったら幸いです。
それまでぎゅっと握りしめていた「生産性」というモノサシをそろそろ手放そうという動きがあるような気がします。たとえば、24時間営業のコンビニの見直しもそうです。
ずっと遡れば、ファストフードチェーンの店長が、身内の葬式にも参列することができない働かせ方はおかしいと、泣きがなら訴えたのが10年くらい前。あの頃から、生産性のモノサシを疑問視する兆候があったのかもしれませんね。
話を最初に戻します。
子どもに選んでもらうという話と矛盾するかもしれませんが、ある大手IT企業の元社長が、娘さんに動物園に連れていってほしいと言われてケニアだったかの本格的な動物園にいきなり連れていったという話もいいなと思いました。子どもにいいものを選んでほしい、いい体験をしてほしいとなると親の側の価値観も問われてしまいますよね。ま、選んで失敗するというのもいい経験ではありますが。
トビラコ店主より
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に記事を書いていました。
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