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トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
子どもが学校に行きたがらない理由で見落とされがちなのが、1)感覚過敏 2)学習のつまずきがあります。ということを、特別支援学校や学級の先生からお聞きしたことがあります。ざっくりと覚え書き程度になりますが、お伝えしますね。
1)感覚過敏
聴覚過敏がある子にとって学校というのは、とても疲れる所です。聴覚過敏とひと口にいっても、感じ方はその子によって違います。
特定の音がダメという子がいます。先生の話を聞いて驚いたのは、カラスの鳴き声が怖くて外に出られないという生徒の話。歩いていると「突然聞こえてくるから怖い」のだそうです。先生がイヤーマフをすすめて外に出られるようになりました。
「突然聞こえてくるから怖い」という話からもわかるように、突然の音やどこから聞こえてくるのかわからないと不安という聴覚過敏の子は、わりといるような気がします。予測不能の出来事に弱いといこととも関係あるのかなと思いました。
いろいろな音が聞こえすぎて先生の話を聞き取れないという子もいます。
教室の蛍光灯のチリチリする音(が聞こえる)、まわりの子の話し声、廊下を走る音、校庭で騒ぐ音、給食時には食器がぶつかる音、これらが同レベルで聞こえてしまって先生の声に集中できない。その結果、授業が理解できなくなって学校に行くのが嫌になることがあるそうです。
ノイズキャンセラーをつけて、席を一番後ろにしてもらって解決したという子がいます(当事者談)。席が一番前ではなくて後ろ? と疑問に思われるかもしれません。でも、音が自分の席の後ろから聞こえると、それが気になるんだそうです。どの席がいいかは、勝手に決めずに本人に聞いてみないとわからないものですね。
味覚過敏の子にとっては、給食を無理強いされることはとても苦痛です。
マカロニサラダがジャリジャリと砂を噛むようだったり、コロッケの衣が針のようにチクチク刺さるように感じたり。でも、これらは単に好き嫌いの問題で片付けられてしまうことがあります。好き嫌いのレベルではなく不快だったり苦痛だったりするレベルなんです。
この点は、無理強いする先生によく理解していただきたいところ。
2)学習のつまずき
学校に行きたがらない曜日に注目。決まった曜日に行きたがらないとしたら、その曜日の授業のどれかに出たくないのかもしれません。
音読をさせられるんだけど、つっかえつっかえだったり、行の飛ばし読みをして、毎回先生に注意されるとしたら授業を受けるのが嫌になってしまいますよね。自信もなくなります。板書を写すのが遅くて、ノートに書き写せずに終わってしまうとしたら、要点の復讐ができなくなります。
そもそも「勉強がわからないから」ということをうまく言葉にできない場合もあります。学習のつまずきは個別の支援が必要なケースが少なくありません。早めに担任に相談してみるといいと思います。
ざっと、これまで聞いたことのある話をまとめました。いじめられているわけでもなさそうなのに、登校を渋るようになったら、1)と2)についても考えてみるといいかもしれません。
トビラコ店主より
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に記事を書いていました。
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