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2017.06.21

トビラコへようこそ!
 

何か相談をもちかけられた時、第一声でほぼ次の展開が決まるように思います「そんなことがあったの、よく話してくれたね」というか「なんで、そんなことしたの」と相手を咎(とが)めるか。
 
聞いてくれるから話そうと思えるか、責められるから話すのをやめようと思うか。
どんな関係であれそうですよね。親子、夫婦、友人、同僚。そのほか、先生と生徒でもそうでしょう。聞いてほしいから話すのに、責められるとわかっていれば誰も話さなくなります。そうしているうちに、事態がどんどん深刻化していってしまうのです。
 
これが、医師の第一声となると命に関わることがあります。いいお医者さんは、決して訪れた人を責めることはありません。あるお医者さんは、決して口にしないと決めていることが2つあるそうです。
 
1)「この程度のことなら、(子どもを)連れてこなくていいよ」
 
2)「なぜ、もっと早く(子どもを)連れてこなかったんですか』
 
1)は、「だから大丈夫」と言われても、第一声がこれでは子どもを病院に連れて行くことをためらってしまいます。ためらっているうちに、いよいよ様子がおかしいとなって連れて行くと2)を言われてしまいます。
 
心配だから相談しているのに、聞いてもらえなかったり、責められたりすると話す気が失せてしまいます。
心の中で、驚いたり責めたくなったりしても、まず第一声は「よく話してくれたね、よく来てくれたね」でありたいものですね。
 
と、書きながら思い出したことがあります。
とてもモテる年配の俳優さんが、モテる秘訣を聞かれた時、次のように答えました。
「何もしなくていいから、とにかく聞くことです」と。なるほどね、だからあの人のまわりにはいつも人が寄ってくるんだなと思いました。
 

トビラコ店主より

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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。

http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail

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