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〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
『保育園・幼稚園のちょっと気になる子』(中川信子著 ぶどう社)は、園の先生向けですが、保護者が読んでも役に立つことがたくさん書かれています。
中川信子さんは言語聴覚士として長い間、発達障害を抱えた子のケアに携わってきました。お話自体は、とても専門的な領域が土台になっているはずなのに、専門用語がほとんど出てきません。専門用語を使わずに伝えることができる先生なんですよね。
「ボディイメージ」という言葉をお聞きになったことはありますか?
ボディイメージがつかめないから、座るとそわそわしてしまうとか。
ボディイメージがつかめないから、よくぶつかる。
ボディイメージがつかめないから、コタツに入ると自分の脚が消えたように感じる。
ようは、自分の体のイメージがつかめないということなんだなあということは想像できます。でも、なんか、もっとうまい言い方ってないのかしらん、と思っていました。
中川信子さんは、本書で次のように説明しています。
ボディイメージ、つまり「僕の足はここにある」「自分の体の輪郭はこの大きさだ」という感覚は、寝返りやハイハイなど、成長とともに自然に身につくはずなのですが、なんらかの理由から、それがうまくいかない子がいます(『保育園・幼稚園のちょっと気になる子』より)。
「僕の足はここにある」「自分の体の輪郭はこの大きさだ」という感覚、これがボディイメージなんですね。なんといわかりやすさ。
この感覚がないと、視界から足が見えなくなると「ここにある」という感覚がなくなり、座ると落ち着かなかったり、よくぶつかったり、コタツに入ると足が消えたりする感覚になってしまうんですね。
ちなみに、どうすればいいのかというと、扉をわずかに開けた狭いところをの出入り、トンネルくぐり、ダンボールのミニハウスへの出入りがいいらしいですよ。
抱っこした子どもの体を傾斜させて、子どもがしがみつく遊び、腕や足を歌に合わせてキュッと強めにさわったりする遊びもいいとか。
これらの遊びに共通しているのは、体がモノや人に触れる遊びですね。きっと「僕の足はここ」「自分の体の輪郭はこの大きさだ」を遊びの中で体得できるようになるんでしょうね。
この本、どこを切り取ってもお伝えしたいことだらけです。
しばらく、この本を紹介がてらお伝えすることが多くなると思います。
発達障害の情報が溢れる中、数は少なくてもいいから、信頼できる人を見つけておくとブレません。情報収集と称して、片っ端から発達障害本を読んでも本質にたどり着くことはできないんじゃないかと思います。発達障害への知見があり、長年にわたってこどもと親や支援者を見続けてきた中川信子さんは、間違いなく信頼に足る先生です。
トビラコ店主
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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