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〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
子どもは好き嫌いがあって当然、ということをフレンチのシェフ三國清三さんにお聞きしたことがあります。
三國シェフは、早くからフランスで行われている食育を日本の教育現場に取り入れて、自ら普及活動をしています(いまは、どうでしょう。あまり聞きませんが)。その三國シェフによると、苦味やきつい匂いを危険と判断するのが、人間がもともともっているセンサーなんだそうです。本能といってもいいでしょうね。生まれて数年しか経っておらず、食の経験も浅い子はセンサーが機能しているとも言えるかもしれません。
それが、食の経験豊かで、栄養の知識も豊富にある大人からすると「偏食」と映るわけです。
さらに、最近になって「味覚過敏」、「嗅覚過敏」、「触覚過敏」という特性がわかってくると、偏食の原因は「過敏」のせいだったということも考えられます。
白いご飯は砂を噛んでいるようだとか。五目焼きそばの具材と麺が口の中でグチャグチャに混ざると気持ち悪くて吐きたくなるとか。感覚の過敏の子たちが訴えます。
私も小さい頃は、食べられるものがほとんどなく、給食の時間が憂鬱でした。ただ、小学校高学年、中学生くらいになると食べられるようになりましたね。
でも、どのような理由の偏食であれ、そのまま一生続くことはありません。自分の周囲を見渡しても、ほぼ間違いないです。もちろん、大人になっても好き、嫌いの範囲で残りますよ。いまだにピーマンはダメとかホワイトアスパラガスはダメとか。でも、小さいときの極端な偏食のまま大人にはなったりはしません。どうぞ、ご安心ください。過敏は、よくも悪くも成長するにつれてなくなっていくようです。
それよりは、無理に食べさせたり、嫌いなものをごまかしてチャーハンに混ぜたりしないほうがいいと思うんですよね。ピーマンが入っているんじゃないかとビクビクしながら食べたくないです。
といって、食育が不要というのでは、もちろんありません。食育に力を入れている幼稚園の先生の話を聞くと、子どもと一緒に野菜(ベランダ菜園でも可)を育てたりするといいようですね。自分が育てたピーマンはやっぱり食べるそうです。もちろん、これでもやはりダメという子もいるでしょう。一緒にお料理するのもいいと言います。食に関心が向き、楽しむような工夫がいいんだと思います。
その園では食器も大事にしていました。木の器を使っていました。私が給食がダメだったのは、あのなんとも味気のないアルミの食器も原因の一つだったような。今、思い出しても寂しい気持ちになります。当時は、それを言葉にできなかったのですが。言葉にしたとしても「なに、贅沢言っているんだ」と言われたかもしれませんが。
トビラコ店主
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