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2020.05.23

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいません。
 
発達障害と軽い知的障害のある弟は、実家で80代の母と同居しています。いわゆる8050なんですが、悪いことばかりではありません。母は元気ではありますが、高齢ですからやはり心配です。弟がいてくれるおかげで、こちらも安心して働くことができます。
 
でも、2月末からの新型コロナウイルスの感染拡大の時期は、本当に心配でした。もし感染しても、こちらは近づくことができません。保健所もいっぱいいっぱいです。しかも二人は都内でもっとも感染者の多い地区に住んでいます。
 
弟には、このウイルスがどれだけ怖いかを教えるためにことあるごとにメールしました。9時のNHKのニュースは必ず見るようにも伝えました。ニュースを見れば、ことの重大さがよりリアルに伝わると思ったからです。そして、毎日、ショートメールをして変わりないことを確認しました。
 
「二人とも変わりありません。心配しないでください」
 
とメールするたびに、このように返信してくれることに、心から安堵したので、
 
「はい、安心しました。ありがとう」と毎日お礼を言っていたのですが、気づくと「ありがとう」といわれることで、自分が報告の義務があると思ったのかもしれません。こちらからメールしなくても、
 
「二人とも変わりありません。心配しないてください」
 
というメールをよこすようになりました。ニュースで知った東京の感染者の数も報告してくれるようになりました。
 
阿部利彦先生は、「ありがとう」の効用として次のように語っています。
 
発達障害の子って、いつも怒られてばかりで「ありがとう」って言われる機会が少ないんです。だから、人の役に立てて、家族に感謝されるとうれしい。「ありがとう」は、他者貢献のスタートです。
 

取材させていただいた当時は、いまひとつピンとこなかったのですが、今なら実感を伴って理解できます。
 
障害を抱えているがゆえに、しなくていい苦労をすることがあり、味わななくていい屈辱を味わうことがあると、(たまたま)障害を抱えていない人間は肝に命じておく必要があると思います。それだけに、何かしてくれて助かった時は「ありがとう」「助かった」という言葉を出し惜しみしてはいけませんよね。

 
 
 
 

トビラコ店主

 
 

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