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〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
特別支援学校に、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
私は、『文字の読めないパイロット 識字障害の僕がドローンと出会って飛び立つまで』(高梨智樹 イーストプレス 8月7日発売予定)を読んで、「特別支援学校」のイメージを更新しました。
・教師ひとりに対して生徒ひとりの個別指導。
・生徒それぞれの時間割がある。
・生徒の理解度に合わせた授業をしてくれる。
・苦手とする教科は、その子にわかりやすく指導してくれる。
・教師が障害や体調に配慮しながら理解しやすい学習法を工夫してくれる。
これが、この本の主人公である高梨さんが通っていた特別支援学校で受けた授業であり、先生の対応です。
中学生時代の高梨さんは、まだ「識字障害」であることが「発見」されていませんでした。なので「勉強のできない子」扱いだったのです。自身もそう感じていました。でも、支援学校の先生が高梨さんの「識字障害と計算障害」に気づき、ようやく読み書きや計算ができなかった原因に辿り着きます。
「あんなに辛くて大変な文字の読み書きを、みんなが感じていたわけではないんだ! 僕だけが大変で、自分を努力不足だと責める必要はないんだ」とモヤモヤが晴れていく感じがしました。(『文字の読めないパイロット 識字障害の僕がドローンと出会って飛び立つまで』より)
と、このように語っています。
もし、特別支援学校に行かなかったら、もし先生の指摘がなかったら、いまの高梨さんはなかったかもしれません。
もちろん、全部の特別支援学校がそうというわけではないでしょう。でも、特別支援学校の方がその子のためになるのに、何が何でも通常の学校へ入れたがる親が後を絶ちません。それは、親自身の特別支援学校への偏見でもあるわけです。
特別支援学校は、今や、ある意味、最先端の教育をしているともいえます。
先端中の最先端といえば、障害や病気のある子の自立を支援している東京大学先端研究所(先端研)の「DO-IT japan」(ドゥーイットジャパン)です。高梨さんの担任は、その先端研の中邑賢龍(なかむらけんりゅう)先生に高梨さんを紹介して、それがドローンを使った撮影の会社起業に繋がるわけです。
特別支援学校なのか、通常の学校なのかではなく、子どもにあった学習法で教えてくれるのはどちらなのか。その子がいきいきとしていられるのはどちらなのかを考えた方がいいですよね。
トビラコ店主
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