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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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うまくいかなくなったときに、「なぜ、うまくいかないんだろう」と考えることはあっても、うまくいっているときに、「なぜ、うまくいっているんだろう」と考える人は少ないかもしれません。
うまくいっていると、いつのまにか、それが当たり前になってしまうからなのかなあと思います。
就学前のある療育施設で聞いた話です。
職員の方が知識豊富でとてもいい療育をするので、子どもがいい感じ伸びていきます。すると、保護者によっては、もう発達障害が「治った」と思い込んで、発達障害は「ない」ことにして、通常学級に入れたりすることがあるそうです。
職員もそこは悩ましいところ。「うちに通っているから、うまくいっているんです」とは言いづらいですよね。で、案の定、通常学級ではうまくいかなくなるわけです。いや、なかにはうまくいく子もいるかもしれないので、全員とはいいません。でも、おおむね、発達障害や軽度の知的障害を隠して通常級に入ると、子どもが苦労します。結局、途中から支援級に移ったり、場合によっては特別支援学校に転校したりすることもあります。
在籍しているクラスが自分に合わなければ、変えることはできるので、在籍したクラスに固執することはありません。でも、就学指導をしている先生の話を聞くと、途中からクラスを変えるのは親子ともにストレスになるとのこと。クラスを変えてほしいと申し出ても、すぐに「明日から変えましょう」となるわけではありません。
しばらくは「合わないクラス」に違和感を覚えながら在籍しなくてはならないのです。できれば、最初から、その子がうまく活動できる環境の整ったクラスに入れてあげたいものです。その子にあった環境が整って、サポートできる体制がとれれば、うまくいくのですから。うまくいく要因は、その子にあった環境とサポートあってこそ。うまくいっているときには、ここに気づかないものなんですよね。
トビラコ店主
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)