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2021.02.11

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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「(うちの子)なぜ、できないんだろう」と考えることはあっても、「(自分は)なぜ、できるんだろう」と考える人は少ないかもしれません。
 

「なぜ、できるのか」を考えてみると、「なぜ、できないのか」の答えが見えてきます。
昨日取材した児童精神科医のM先生に、こう教えていただきました。
 
M先生にお会いするのは昨日が初めて。先生のクリニックを尋ねるのも初めてでした。
「あなた(私のこと)は、今日ここに来て、私に会うのは不安だった?」と聞かれたので、
「そんなことはありません」と答えました。
 
じつは、少しは不安だったんですが、イライラしたり、パニックを起こすほどではありません。
不安なく来ることができて、 M先生の人懐っこいお人柄もあって、フランクにお話ができました。
「なぜ、不安じゃなかったの?」と先生。
 
つらつらと考えてみると、取材する側としてあたりまえのことをしたまでです。
 
・クリニックをホームページで調べて、すみからすみまで読み込んだ。
・先生の著書を2冊、斜め読みした
・クリニックまでかかる時間と、経路を調べた。
 
こうして、書いてみると予習しているんですよね。加えて、医師に取材することは、これまでも経験がありました。
予習+経験があったわけです。
 
もうひとつ。私は、常に「最悪」を考えて行動する習慣があります。これ、ほんとうに自分でも嫌なんですけど、常に最悪のパターンを想定しています。
 
先生が怒り出すかもしれない。カメラマンが大幅に遅刻するかもしれない。ライターが来ないかもしれない。自分が遅刻するかもしれない。最悪、取材が成り立たないかもしれない。ありとあらゆる悪いことを想定して、それが起きたときにどうするかということを、頭の中でシュミレーションします。ほとんど強迫症ですね、書きながら、そう思いました。なので、うまくいくと、人一倍感謝できるし、悪いことが起きたときには、想定の範囲ということで、それほどパニックにならずにすみます。
 
つまり初めての場所で、初めての人に会うのに、自分の中で自然と予習やリハーサルをしているわけです。
 

 
でも、初めての場所が苦手でパニックになる子は、学習するすべがないから不安になるんですよね。
初めての場所に行くのにパニックになるわが子に「初めてではなくする」方法をとっているお母さんを知っています。遠足の場所が決まると、次のようにしていました。
 
・遠足の場所をインターネットで見て、親子で確認する。周辺のことも調べる。
・実際に、電車に乗って、現地に行く。
 
最初は、これができなくて、遠足当日、電車に乗りたがらずに大泣きして大変だったそうです。こうして、予習したりリハーサルしたりすると大丈夫と親が気づいたんですね。すごいお母さんだと思いました。
 

余談ですが、昔、ある小学校の先生から聞いた話です。
人は、何かうまくいっているときには、「なぜ、うまくいっているか」を考えないというのです。
子育てがうまくいっている。子どもの成績がいい。夫婦仲がうまくいっている。なぜ、うまくいっているのか、なぜ調子良くできるのか。これを日頃から考えておくと、うまくいかなくなったときに、その原因がわかるようになると教えてもらいました。M先生の話と重なる部分があります。

 
 
 
 

トビラコ店主

 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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