お知らせ一覧

自動下書き

2021.04.01

トビラコへ、ようこそ
 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

——————————–

 

保護者から一度も恨まれたこともなければ、文句をいわれたこともない幼稚園の先生がいい先生とは限りません。
ベテランで力のある先生たちは、必ずといっていいほど保護者に恨まれた経験があります。でも、結果、あの時に先生のいう通りにしてよかった、ということがほとんどです。
 
最近ではこんな話を聞きました。
 
とても人気のある幼稚園での園長先生の話です。園長先生がリーダーシップを発揮し、先生たちも明るくてチームワークがとれています。加配の保育士さんもいます。ただ、加配の保育を受けられる人数が決まっていて3人まででした。
 
あるお母さんは、この園が大好きで、どうしても子どもを入れたくて、入園させました。子どもはADHDです。
 
園長先生から「うちの園は、特別支援は3人までだから、特別支援をしてくれる他の園に移ったほうがいいよ」といわれたお母さんは、園長先生に食ってかかったそうです。
 
ところが、園での生活がうまくいかずに、結局、園長先生に最初にすすめられた園に移りました。
 
しばらくして、園長先生が、転園した子の様子を見にいくと、お母さんが駆け寄ってきて「この園に移ってよかったあ! こんなに手厚く支援してもらえるんですね」と感謝されたそうです。お母さん自身も子育てがとてもラクになったとのこと。それはそうですよね。支援なしだと、子どもはどうしてもトラブルに発展してしまうことがあります。そこをサポートしてもらえるのですから。
 
支援が必要であることを、親に告げることは、先生にとってとても荷が重いことです。保護者から恨まれるかもしれません(一時的にですが)。でも、ここで支援をつければ、この子はラクになる。この子のためにも支援が必要。そう思えば、やはり告げなくてはなりません。
 
園長先生は「だれだって、嫌われたくないでしょ。でも、嫌われても、その子のためを思えば、言わなくてはいけないし、それがプロの仕事なんです。告げる側だって、すごく傷ついているのよ」とおっしゃっていました。
 
「良薬は口に苦し」
 
こんな諺を思い浮かべました。
 
「この子は、そのままでいいのよ」と言っていいのは、その子のためにできることはすべてやって、これ以上はすることがないというときに、初めて使っていい言葉だということを、おなじくベテランの支援者から聞きました。
 
嫌われたくなくて、耳障りのいいことしか言わない支援者が、いなくはないということの裏返しでもあるんですよね。

 
 
 

トビラコ店主

 

********************************

小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に【発達障害の子の小学校入学】あんしん通学にはこれ!ランドセル&サポート用品・持ち物準備ボードアップ!
********************************

ウェブサイト以外でも発信しています。

会員登録された方にはメルマガ(無料)配信しております。
*会員登録はこちらから。お買い物いただかなくても登録できます。

Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)

LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。

友だち追加

********************************

トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


********************************