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就学先を決めかねているときは、できるだけ生の情報を得るようにするといいと思います。
「生の情報」に対して「料理された情報」というものがあります。マスコミが伝える情報です。テレビや雑誌、インターネットが伝える情報もそこにはいるでしょう。
「料理された情報」がいけないというわけではありません。
でも、限られた時間や誌面でわかりやすく伝えるためには、どうしても料理する必要があります。かつて私自身がそこに長らく身を置いていたからわかるのです。
たとえば特別支援学級の先生が手作りしたかわいい教材。
その学校に在籍する先生のキャッチーなメソッド。
元気な子どもたちの姿。
どれも、雑誌の誌面を飾ってくれる貴重な素材となります。でも、実際は、ある学校のある特別支援学級の話にすぎません。わが子が通うかもしれない特別支援級や通級指導教室ではないということを念頭にいれていただきたいと思います。あくまでキャッチーな素材を使って「料理された情報」なのです。
学校は自治体によってまったく考え方が違います。
なので、わが子が通うかもしれない学校をご自身の目で確かめることをおすすめします。自治体の教育委員会に連絡して、就学相談を申し込むと、学校見学ができます。授業の体験もできます。ただし、そこにいたるまでには面談なども必要になってきますが、これはこれで、相談したいこと(就学相談ですからね)、疑問に思っていることを聞くチャンスでもあります。
学校見学することで、はじめてその学校の雰囲気がわかります。教室も見せてもらってください。ただし、壁に貼ってある教材のほとんどは、担任が変わると別のものになりますので、あまり参考にはなりません。
見るべきは、担任が変わっても変わらない場所です。
たとえば、学校の昇降口。下駄箱から上履きに履き替えて廊下に移動するまで。いったん靴をぬぐわけですが、そのときにひんやりとした床に足をつくことになるのか。あるいは、下駄箱そのものが使いやすいかどうか。傘立てはどうか。
廊下に子どもが気になるものがないか。たとえばキラキラ光るもの、クルクル回るものがあるとそこに気をとられてしまうかもしれません。
こうしたところをあらかじめ見ておいて、「うちの子、あのキラキラをじっと見入ってしまうかもしれません」とか、担任になる先生に伝えておくといいかもしれません。
また、生の情報ということでいえば、一番はその学校に通う子の親の声です。地元の親の会に入ると、学校の情報、とくに先生の情報が入ってきます。親の会は、とても貴重な情報源となりますので、おすすめです。「通級の先生は力がある先生」とか「特別支援学級は定員いっぱいだから入れない」とか。こうした生の情報こそが価値のある情報です。しかも、そのほとんどが低価格か無料です。
料理された情報が役に立たないとはいいませんが、あくまで参考程度というこことに留めておくべきではないでしょうか。
トビラコ店主
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