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2021.11.21

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

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仕事は引き受けるよりも、断る方が難しいものです。
 
軽度知的障害のある弟は、仕事を断りきれずに苦労することがあります。
 
慢性的な人手不足の職場で働くようになってから、勤務日以外でも仕事を頼まれるようになってしまいました。
本当はやりたくない。その日は自分の時間にしたかったのに。心の中でそう思っても、体はあいているので、キッパリと断るほどの強い理由にはなりません。
 
「その日はちょっと。。。」と煮え切らない態度でいると、「人が足りなくて困っているんで」と押し切られてしまうわけです。一度、引き受けてしまうと、人手不足の補充要因と見做されてしまいます。
 
人が補充できない日というのは、人が引き受けたらがない理由があります。始発の電車に乗らなければならない早朝勤務であるとか。しかも、賃金は特に割増になるわけでもなさそうです。
 
余談ですが、本人の強い意向で、弟は「障害者枠」では働いていません。なので、賃金は他の人と同一です。頼む方も弟に知的障害があるとは思っていないでしょう。それがいいことが悪いことかは、なんとも言えません。知的障害があると知っていたら、相手も食い下がってこないのかもしれないなと思ったりします。でも「障害者枠」で働くことは、企業にとっては障害者雇用の免罪符になったとしても、当事者にとって居心地が良いかどうかは別です。
 
それはともかく、上手に断る能力について、どう弟に伝授したらよいのか悩ましいところです。
辞めるという選択を提案しつつも、この先、同じような場面に遭遇した時に、うまく切り抜ける方法を身につけてほしいと思います。
 
私なら、どうするかなあ。「申し訳ないけど、その日は、外せない用事があって」といういうかなあ。そうすると、「いつなら、大丈夫?」と聞かれるかもしれないし。となると「決まった日以外は、やりたくない」とストレートに言うのがいいのかなあ。その場の空気を読みながら判断するのは、弟のような人間にとってとてもハードルが高いんですよね。そんなわけで、小さいうちから、うまく断る方法を身につけておくことをおすすめします。

 
 

 

トビラコ店主

 

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