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タイムタイマーは残り時間を視覚化できる道具として、多くの支援学校で使われています。
最近は家庭でも使われるようになりました。
時間管理のためのタイムタイマーとしても使われているようですが、時間管理はだれのため? タイムタイマーが子どもを支配することになってやしない? と危惧する記事が『発達教育』12月号に掲載されていました。これは、薄々感じていたことです。
私が、最初に、タイムタイマーを知ったのは、『発達障害の子のためのすごい道具』(元筑波大学附属大塚特別支援学校支援部長 安部博志著 tobiraco編集 小学館)でした。
当時、大塚特別支援学校で教えていた安部先生に聞いてみると、おもに自閉症の子にいいとか。
授業やテストがいきなり終わると、パニックに陥る子がいるそうです。
「急におしまいになるから、頭にくるんだよ」と言っていたとか。
そこで、安部先生はタイムタイマーで残り時間が見えるようにしました。それだけではありません。タイマーが鳴る、5分前に、「あと5分だよ」と予告もしていました。「終わる5分前を知らせる音もあっていいよね」とよくおっしゃっていましたね。
タイムタイマーは、けっして時間管理や時間で子どもを縛るためではなく、「急におわることでパニックになる」を避けるために、使われていたのでした。
ところが、タイムタイマーが大人の都合にあわせて子どもを動かす(支配する)道具として使われてしまうとちょっと違うなという気がするのです。あくまで、子どもが自分の持ち時間を自分で見ることであり、気持ちの切り替えを上手にできるようにするためのものです。
この話、いろいろと思うところがあり、また書きたいと思いますが、子どもの「支援」が、いつの間にか子どもを「支配」に変わってしまうこととも繋がっています。
トビラコ店主
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