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「大変な弟さんもって、かわいそうね」と言われて傷ついたという娘さんの話がツイッターに流れてきました。
同情する側に、まったく悪意がなく、むしろ善人だったりします。相手を傷つけたなんて微塵も思っていないでしょう。だから、やっかいです。
私は、もう慣れっこになってしまいましたが、弟と妹がそれぞれ軽度と重度の知的障害というと、「よく不登校にならなかったわね」「よく家出しなかったね」「よくグレなかったね」と言われました。中には、ハンカチを出して涙する人も(元教員ですよ)。
思いもよらぬ反応に、私自身どう反応してよいのかわからず、むしろ、この人たちは、なぜ、こんなふうに思うのだろうかと不思議でした。相手に「それは違う」というのも面倒なので、きょうだい児であることは、話さなくなりました。
きょうだい児といってもいろいろです。
障害のあるきょうだいや、介護が必要な親や祖父母を、学業に支障がでるほどケアする18歳未満の子は、ヤングケアラーと呼ばれます。
ヤングケアラーをサポートするため国が動きましたました。このことは自体はとてもいいことで、なぜ、もっと早くにとさえ思います。
でも、ヤングケアラーも同情の対象ではありません。家族というだけで担いきれないケアを子どもに押し付けてきた社会に問題があるわけです。
「かわいそう」の言葉の底の方に「障害=不幸、その不幸にまきこまれたかわいそうなきょうだい」という本音が透けてみえてしまうのです。自分のきょうだいを否定されてしまったような、とても悲しい気持ちになってしまいます。
あからさまな差別というのではないだけに、とてもやっかいです。ただ、これまでの経験上、障害に対する言動で、ある程度、その人が見えてくるなということを学びました。
トビラコ店主
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