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発達障害の幼児の支援で一番大事なのはと聞かれれば、嫌な体験をなるべく減らして、楽しい体験を増やすことだと思う。
Twitterに流れてきた、児童精神科医の内山登紀夫さんの言葉です。
内山さんは、日本でも屈指の自閉スペクトラム症の専門家。アメリカで自閉症について学んできた方なので、常に最先端の情報を、講演などを通して私たちに伝えてくれます。
冒頭の言葉も、専門的な裏打ちがあってのことだと思います。自閉症の子(人)は、嫌な目にあった記憶をなかなか消し去ることができず、小さい頃に嫌な目にあった記憶がまるでつい最近のことのように蘇ることがあるそうです。おそらく脳の機能の不具合からきているでしょう。
もうひとつ、これは、よく筑波大学附属大塚特別支援学校の安部博志先生に言われたのが、「発達障害の子には、失敗をさせないように。特に致命的な失敗はダメ」ということです。
よく、失敗から学ぶことが大事だと言われますが、失敗=嫌な体験になるわけです。
たとえば、手先が器用でない子に、器用に指先を使うことも求めても失敗します。読み書きに困難を抱えている子に、他の子と同じようなことを求めても失敗します。これらは、失敗から学ぶことができないどころか、「できない」という劣等感を抱くようになるだけです。
それよりは、失敗しないですむ道具や環境が必要だと思います。それが「楽しい体験」にもつながります。ちょっとしたことなんですが、とても大事なことではないでしょうか。
トビラコ店主
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大ヒット映画「梅切らぬバカ」の監督にインタビューしました!
自閉症の息子と母の暮らしを描く映画『梅切らぬバカ』で伝えたかったこと【和島香太郎監督に聞く】
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『PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
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