自動下書き
トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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発語がなくても話しかける、ということを多くの親やきょうだいはしていると思います。
返事があってもなくても、つい話しかけてしまう。
理解しているのかいないのかはわからない。でも、ことばがその子の頭の引き出しの奥深くにしまいこまれていて、あるとき、ふと引き出しからでてくることがあるのかもしれない。私は、なんどかそんな経験をしたことがあります。
重度の知的障害の妹は、発語がほとんどありません。
一緒に歩いている時にときどき、つい話かけてしまいます。たとえば、駅前の広場に集まっている鳩をみて、「鳩がたくさんいるね」というように。そのときは、反応はありません。でも、数か月後とか、場合によっては1年後とかに、鳩をみて「ハト」と口にすることがあります。でも、そのときだけのこと。次に鳩を見ても「ハト」とは言いません。やはり、頭の中の奥の方にしまいこまれていて、ときどきなんかの拍子に、しまいこまれた言葉が出てくるんでしょうか。それとも、鳩をみて心動かされた時に出てくるんでしょうか。ほんと、不思議です。
絵本「はじめてのおつかい」に出てくる赤ちゃんに「赤ちゃんが泣いているよ」と話しかけたこともあります。
すると、あるとき、口腔センターの待合室で、「赤ちゃん」という言葉が引き出しから飛び出しました。ベビーカーにのった赤ちゃんが目の前にいたのです。
こんど、機会があったら言語聴覚士の石上志保さんに解説してもらおうかな。
発語がない子でも、言葉が入る引き出しがあることは確か。特殊なしまいかたをしているのか、引き出しの立て付けが悪くてなかなか開かないのか、そのあたりを聞いてみたい気がします。
トビラコ店主
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