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2022.02.21

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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心理士さんの検査に、子どもが飽きてしまったり、やる気をみせなくなったとします。
 
親は思わず「すみません」と謝ってしまうかもしれません。
 
でも謝る必要はないんです。問題があるのは子どもではなくて心理士さんのほう。子どもとうまくコミュニケーションをとるのが仕事なのに、それができなかったわけですから。
 
これは知り合いのお母さんから聞いた話です。お子さんは重度の知的障害のあるのですが、心理士さんの実力を見抜くといいます。心理士さんが新人で慣れていなかったり、ベテランでもあきらかに手を抜いていたりすると、その子もやる気をなくして椅子から立ち上がったりするのだとか。
 
でも、話をよく聞いてくれる心理士さんだと、子どももすごく喜んで受け答えをするそうです。相手がボランティアの人でも同じ。だから、お子さんを見ると心理士さんやボランティアの人の実力がわかるそうです。
 
重度の知的障害だからわからないだろうと思ったら大間違いよね、とそのお母さんと話しました。重度の知的障害の妹も同じです。相手の心を見抜いていると思います。ただ、リアクションが一般的ではないだけなんですよね。
 
先日、日本に最初に言語聴覚士を根付かせた、発達障害の分野の先達に話を聞く機会がありました。その方によると「言語聴覚士は接客業」。相手に楽しんでもらうことが大事なんだと。楽しくなければコミュニケーションも生まれないというのです。
 
心理士さんも同じではないでしょうか。大学で専門的な知識もたくさん学んでいるからと接客業に徹することができない人は、プロではないですよね。もしくは、接客業を一段下に見ているか。
 
先達が、こうおしゃっていましたもの。
 
接客業なんだから、上から目線はダメですよ、と。心理士さんも同じですよね。
 
考えてみれば、私がいいなと思う発達障害の専門家たちって、上から目線ではない人たちばかりです。豊富な知識をもちながらひけらかさない。必要があって伝えるときも、上手な例え話をしてくれて、とてもわかりやすい。上からものを言うのではなく、こちらまで降りてきてくれて伝えてくれるという共通点がありました。

 

 
 
 

トビラコ店主

 

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