自動下書き
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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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「ゆっくり」「はっきり」「繰り返す」
子どもに話すときの3つの留意点。
言語聴覚士の先生が、みな同じことをおっしゃいます。言語聴覚士は、子どもとコミュニケーションをとるプロです。
なぜ「ゆっくり」か
言語聴覚士の石上志保さんによると、大人は普通の速度で話しているつもりでも、子どもにはとても早口に聞こえるそうです。音は空気の振動を耳でキャッチして音に変換しているわけですが、そのプロセスがとても複雑。複雑すぎるので、石上さんは「ここは、専門的な話なので省きますね」とおっしゃいました。
後で調べてみると、ほんとに複雑なプロセスを経ていることがわかりました。ここでうまく説明しようとすると長くなるので、省きます。逆に、よく、私たちは音を聞き分けることができるなあと感心してしまいました。
子どもは、まだこのプロセスが未発達。だから、ゆっくりと話してもらわないと伝わらないんだということはよくわかりました。
なぜ「はっきり」か
はっきり話すというのも同じ理由。うまく聞き取るためには、はっきりと話してもらわないと伝わりません。
たとえば、「にしん」と「にんじん」って音が似ていますよね。それで、私は、母に「にしん」買ってきてしまったことがありました。じつは「にんじん」だったのです。
夕方の忙しい時間帯に、にんじんが欲しかった母は、早口で「にんじん買ってきた」と言ったのが、私には「にしん」に聞こえてしまったのです。小学4年生くらいだったと思います。小学生でこれですからね、小さい子ならもっと聞き取れないとお思います。
なぜ「繰り返す」か
石上さんは「これも、専門的になるんですが」と前置きしながらも、脳の問題として教えてくれました。
「りんご」を例にとってみると、「り」「ん」「ご」の「り」は聞いていても「ご」になったときには「り」をわすれているのだとか。そこを、繰り返し伝えて「り」を忘れないようにするわけです。
これは、一文になったときも同じ。
「宿題終わったら、お風呂に入って、ご飯にしよう」
ここに、3つの要素が入っています。これを早口で言われてしまうと、うまく頭に入らない子もいます。
なので、せめて2つでしょうかね。「宿題終わったらお風呂に入る」とか。ああ、それでも、私なら宿題が終わった時点で忘れるかも。
言葉かけよりも、むしろ、伝わる話し方のほうが大事と思うことがあります。
トビラコ店主
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