自動下書き
トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
——————————–
「読み聞かせ」は、文字通り「読んで聞かせる」ことなんですが、「聞かせる」という部分をもう少し意識してね。
言語聴覚士の中川信子さん@mint93791876が、こんな趣旨のツイートされていました。
「聞かせる」は「聴かせる」でもいいのかもしれません。
具体的には、子どもの「聴こえ方」「姿勢」に注目・配慮し、声のトーンや読むスピードが大事なんだそうです。
「聴こえ方」には、聴こえているかどうかの確認も含まれると思います。「聴こえていない」というケースは意外とあるそうです。相手の表情や周りの雰囲気に合わせてしまう子は、「聞こえていない」が見逃されることがあると聞いたことがあります。
話がそれますが、理解力が乏しいため知的障害とされていた女の子。小学校4年か5年で、支援学級の先生が、女の子が聴こえていないことに気づきました。知的障害ではなく、聴覚障害だったのです。
なので、聴こえているかどうかは、一番先に確かめること。子どもの背中に向かって名前を呼んで振り向くことが、目安になると、言語聴覚士の方に聞いたことがあります。
次に声のトーンと読むスピード。これは、読み聞かせが上手い人はすごく心得ているし、意識しているなと思うことがあります。
子どもに絵本の読み聞かせをよくせがまれている支援員さんがいます。彼女の声は、高すぎず低すぎず、聞いていて心地いいんです。そして、ゆっくり、はっきりと読みます。
「ゆっくり、はっきり」は、どの言語聴覚士さんもおっしゃいます。
早口だと子どもに伝わらないんですよね。最初に発した言葉が頭に残らないうちに、次々に言葉が通り過ぎていくという状態。
絵本の読み聞かせに限った話ではありません。
中川さんは、ツイートで、こんなふうにつぶやいていました。
早口で「2時間目は体育だから体育着に着かえて体育館に行きましょう」を、口に手をあてて「アワワワ」と音を途切れさせ、「ほら、なんて言っているか分からないでしょ?」と実演しました。私の得意技です(笑顔マーク)。
「アワワワ」の速度は同じでも、ゆっくり、はっきり話すとかなり聞き取れるそうです。
家庭だと、「ご飯が終わったら、お風呂に入って、着替えて寝なさい」のような感じになるんでしょうか。これ早口で言われると、やはり届かないです。
ゆっくり、はっきり。ここにもうひとつ「繰り返す」を言語聴覚士の石上志保さんは付け加えます。
「ゆっくり、はっきり、繰り返す」。これだと、子どもがとても聴き取りやすくなりそうです。
言語聴覚士の方のノウハウは、子育てにそのまま活かせることが多いんです。でも、なかなか広がらないのは、「言語聴覚士」という字面のせいではないかと思っています。ものすご〜く専門的で、敷居を高い。そもそも、どんな仕事なのかもわからない、という人が大半かもしれません。ことばとコミュニケーション全般の支援が言語聴覚士の仕事です。なので、生活にすごく密着しています。
子ども相手の言語聴覚士さんとなると、子育てのコツそのもの。機会があったら、ぜひ聴いてみてください。お話しの仕方も、ほんと聴き取りやすい。
トビラコ店主
********************************
大ヒット映画「梅切らぬバカ」の監督にインタビューしました!
自閉症の息子と母の暮らしを描く映画『梅切らぬバカ』で伝えたかったこと【和島香太郎監督に聞く】
Twitterはこちらから
Facebookはこちら
LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。
*******************************