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トビラコへようこそ!
不登校は、もう多様性のひとつと考えていいんじゃないでしょうか。
そもそも「不登校」とひとくくりで語れないほど、学校に行かない(行けない)子が多様化していることを実感します。
トビラコ店主が子育て雑誌編集者時代にお世話になった先生が、不登校をサポートする会を設立され、そのイベントに行ってきました。参加するのは不登校のお子さんの親御さんがほとんどです。
正直にいうと、実はこのイベントに参加するのは気が重かったのです。重苦しい空気の中で学校への不満などが飛び交うのではないかなあ、天気も悪いし、気持ちが重苦しくなるかも。でもお世話になった先生がせっかく声をかけてくださったのだからなあ、という気持ちで足を運びました。
話が横道にそれますが、これまでの経験上、気が重くて参加した会というのは、なぜか大抵はアタリなんです。「行ってよかった!」になることが多かったのです。なぜなのかという分析は長くなるので飛ばします。
で、この不登校をサポートする会は、まさにそれでした。不登校というとなんとなく元気のない親子を想像していたステレオタイプの自分を反省しました。
会で登壇したのは、不登校の中学生とご両親。学校に行かないと決めた中学生は、自分の人生を自分で決めたのでした。そして、親が応援するというスタンスです。
不登校の中学生が選んだ道は、ある国の留学です。ほー、その選択があるんだと、まずそこで驚きました。その国の公立中学に入るのですが、移民の子どもたちに近しいものを感じ親しくなっていきます。英語力の必要性を感じて、現在英語の勉強をオンラインでしているとか。
余談ですが、日本の学校に合わない子の留学先を斡旋してくれるエージェントがあるんですね。現地の学校出身の日本人で、学校の事情もよく知っているという人が運営していたりするようです。
子どもに「学校へはもう行かない」と言われて、ショックを受けない親はいないでしょう。その中学生のお母さんもそうでした。でもそのあとの選択が良かった。
これは、自分一人ではとうてい抱えきれないと考え、心理カウンセラー始め、いろいろな人を訪ね、不登校の子を京大に入れた人に会い、さまざまな方面から情報を仕入れます。そして子どもに情報とともに選択肢を与えました。留学もそのひとつだったのです。
その時のお母さんの言葉が良かった
「子どもの将来は子どもが見つけないと意味がないと思います。その選択は環境が安定していないとできません。だから私がしてきたことは、今を穏やかに過ごせるようにすること」
本当にそう思います。家の中が荒れていたり、親が支配的になっていたりすると子どもは安心して何かすることができません。安心こそが子どもにとっての最良の環境です。
結局、親ができることはご飯を作るくらいでした、とおっしゃるお母さん、いえいえ、もうそれで十分ですよ。
トビラコ店主より
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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。
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