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トビラコへようこそ!
自分が興味のあることなら、一晩でも喋り続けることができる子がいます。でもそのことに全く興味のない相手に喋り続けたら、どうなるでしょうか? 相手はひいてしまいます。
このことは、はっきりと伝えた方がいいし、それができるのは一番身近な親や兄弟しかいないのではないでしょうか。
「電車のことならなんでも知っているね、電車博士だね」と言いつつも、「でもさ、電車に全然興味のない子もいるんだよ。興味のない話をずっと聞かされたら困っちゃうよね」というように。
自分の興味のあることは、必ずしも相手が興味があるとは限らないし、自分がしていることは、相手を困らせているのかもしれないことを教えてもらうことで、自分を客観視できるようになるのはないでしょうか。少なくとも自分を振り返るきっかけにはなります。
トビラコ店主の弟も小学校時は喋り続けていました。頭に浮かぶものを次々に話題にするので、聞いている方はついていけないのです。そして頭が痛くなりました。で、ある時「話が変わる時には、話は変わるけど、という前置きをしないと、聞いている人がついていけなくなるよ」と注意しました。
それからは、「話、変わるけど」と言えるようになりました。その効用は、聞きやすくなったことに加えて、自分自身を客観視する機会にもなったような気がするのです。「話、変わるけど」を連発していると、自分の話があちこちに飛んでいることに気づくようになったのではないかなと思います。「話、変わるけど」の出る回数が次第に減ったからです。
電車好きの子の話に戻りますが、その子が電車について喋りたくて仕方ないという気持ちも大事にしたいな、とも思うのです。話し出したら時間を決めて聞くようにするとか、「5時まで聞くね」とか。あるいは、テレビで電車の番組をやっていたらいち早く知らせるとか。電車の博物館に一緒に行くとか。やや高くても電車関連の本はプレゼントするとか。
あなたの好きなものは、お母さんはよくわからないけど、あなたがそれを好きということはちゃんと知っているよ、と。「好き」という気持ちまで制限されたり、まして否定されたりすることのないようにしたいとも思うのです。
トビラコ店主より
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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。
http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail
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トビラコが編集した本
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