自動下書き
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人の悪意に気づかない。モノへの執着心がないから、人に平気でモノをあげて自分のモノがなくなってしまう。
これって個性なのか、特性なのかわからない、とそのお母さんは言っていました。
すると、まわりのお母さんたちは「〇〇くんは、そいうところがあるよね」と決してそれは悪いことではなく、むしろ個性であって、素直さ、純粋さを認める方がいいというような話で終わりました。
その時は、本当にそうかな。と引っかかるものがありました。といって、それは「直した方がいいよ」という根拠もなかったので何も言えませんでした。
その後、しばらくして、ある先生が個性と特性の捉え方の基準として「伸ばしたいのが個性」とおっしゃっていて、それそれ、それをあの時に、あのお母さんに伝えることができたらよかったなと思いました。
「伸ばしたいのが個性」、特性の方はどのようにおっしゃっていたのか忘れてしまいました。でも、個性か特性か迷ったときに、伸ばしたいかどうかを基準にすると、答えが出やすいんじゃないでしょうか。
「人の悪意に気づかない」ことは個性として伸ばしたいことでしょうか。
相手は、あなたと同じようには思っていないかもしれないことは、伝えた方がいいように思うのです。「人を疑え」というのともちょっと違うので、微妙なんですが。悪意に気づかないでいると、本人が窮地に立たされることがあります。
「人に平気でモノを上げてしまう」のも、モノに執着心がないことはいいことなのかもしれませんが、自分が必要としているモノまでなくなってしまっては困ります。「なんでもあげて、あなたが使う時になかったら困るでしょ」と、このままだとどうなるかを伝えることは必要です。
「このままだと困る事態に陥るよ」も基準になりますね。このことは、何日か前にも書いたような気がします。
人は失敗して成長するといわれます。でも発達系の子にはリスクが高すぎるのではないでしょうか。特別支援の先生、発達系にも詳しいカウンセラーの先生などに聞くと、「なるべく失敗させないようにする」ということを口をそろえておっしゃいます。
安心にまさる環境はありません。自己肯定感が低くなりやすい発達系の子なら、なおさらだと思います。
トビラコ店主より
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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。
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トビラコが編集した本
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『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
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