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2023.07.22

トビラコへ、ようこそ。

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

 
イベントとして行われる「障害体験」のようなものに、うっすらと疑問を感じることがあります。
 
例えば、目の不自由な人と同じ体験をしようというので、アイマスクをして白状と点字ブロックを頼りに歩くと、確かに怖かったりします。目の不自由な人がこんなに大変ということもわかります。
 

でも、日常的に受けているであろつらい体験は経験できません。最近でこそ、目の不自由な女性に親切を装って近づき痴漢行為を働く人間がいることが明らかになってきました。
 
目の不自由な人が性的暴力の被害にあうことは昔からあったと思います。ようやくそれを訴えられる風潮になってきたわけです。でもまだ氷山の一角でしょうね。
 
20年近く前に、弱視でほとんど見えない女性に取材をしたことがあります。取材の内容はすっかり忘れてしまったのに、いくつかのエピソードは忘れられません。
 
タクシーで渡されるお釣りを家に帰って確かめるとスロットマシーンのコインであったこと。同じ道をグルグルと走られたこと。わざと遠回りされたこと。
 
タクシーに乗るだけでもこんな目にあっています。彼女は笑いながら「そんなのしょっちゅうです」と言いました。本当に泣きたい、怒りたいであろうに。笑いながら言わないとやってられないという気持ちなのでしょうか。
 
性的な被害にあっているのではないかと想像させる話もありました。でも、初めて会った私に、さすがにそれは言えなかったでしょう。
 

目の不自由な人に限った話ではありません。障害があるゆえに受けるあからさまな差別、うっすらとした侮蔑、それとなくされる仲間外れ。人によっては家族からも疎ましく思われてしまう。数時間のイベントでは決してできない体験できないんですよね。というか、一生体験できないこを通して知っておいてもいいのかなと思いました。体験しながら、体験できることとできないことがあるということです。

 

 
 

トビラコ店主

 

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小学館子育てサイトHugKumでtobiracoのコミュニケーションゲームが記事になりました。

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