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～店先で、ちょこっとおしゃべり～

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

 

お盆の季節が近づきましたね。お盆は死者と対面するためのイベントですが、「死者」が人間ではなく、飼い猫だったらどう考えたらいいのでしょうか。
 
仕事仲間であり友人の絵本作家、ミヤザーナツさんの『ただいまねこ』（ミヤザーナツ著　NHK出版）は、かつての飼い猫があの世から、この世の元の飼い主のところへ帰ってくる話です。
 
キュウリの「バス」に乗って、懐かしい飼い主の元を訪れ、お盆が終わるとナスの「バス」に乗ってあの世に戻ります。
 
キュウリ、ナス、迎え火。それぞれに意味があります。
 
キュウリは「馬」、早くにこちらの世界に来てほしいという願いが。ナスは「牛」、少しでもこちらの世界にとどまって、ゆっくりとあの世に帰ってほしいという願いが。込められています。迎え火はあの世から見た時の訪れる家の目印です。
 
今、どのくらいの家庭で、こうしたイベントをしているのでしょうか。おそらくですが、減っているように思います。私でさえ、そういえば田舎に帰ったときに、玄関に4本足の割り箸が刺さったキュウリとナスがあったなというくらいの遠い記憶になってしまっています。
 
『ただいまねこ』は、親子でお盆の話もできます。そして何より、なつかしさが込み上げてくる、あたたかな涙が流れる絵本です。

 

 
 

トビラコ店主

 

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小学館子育てサイトHugKumでtobiracoのコミュニケーションゲームが記事になりました。

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