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軽度知的障害があり発達障害の特性もある弟は、自分の特性の自覚がないためにしなくていい苦労をたくさんしています。
いくつもの特性がある中の一つに、同時進行できない、マルチタスクが苦手というものがあげられます。
二番目に勤めた職場では、それが原因で辞めました。パンとケーキを作っているお店でしたが、クリスマスシーズンはものすごく忙しくて、あちこちから、「これやって」「いや、こっちが先」と頼まれてついにキレてしまいました。
急な予定変更もパニックになります。
駅での待ち合わせを急にやめて、私が実家に行くことにしたら、ものすごい怒っていて「予定がめちゃくちゃになった」と言われました。
特性(苦手)は、本人と周りの人間(主に家族)が、早くから知っていることがとても大事だと思います。
特性を自覚した上で「〇〇すれば大丈夫」「〇〇はしないほうがいい」という自分なりの対処の仕方を知っていると、しなくてもいい苦労はかなりの確率で避けられからです。
苦労や努力は、100%否定されるものではありません。でもそれは苦労や努力が報われた時です。特性ゆえの報われない努力や苦労は「自分はダメ」という自己肯定感の低下につながるだけです。
読み書き困難で苦労して社会人となっている人は、「自分は努力が足りなかった」「自分は頭が悪かった」と思い込んでいた人がほとんどです。もし、学校時代に自分の特性を知っていて、周りがそれに対処する方法を提示できていれば、自分に対する評価は全く違ったものになっていたでしょう。
弟の場合、小さい頃を思い返せば、特性からくるいくつもの「苦手」「できない」がありました。でも、母は昔の人間で「努力至上主義」の人です。弟は努力が足りないと思い込んでいた節があり、これが弟を苦しめていたと思います。
重度知的障害の子と違って軽度知的障害は見た目は全く障害があるように見えません。人が10の力でできることを100くらい死ぬ気で頑張れができてしまうこともあります。これが厄介です。
特性は、「〇〇すれば大丈夫」「〇〇があればうまくいく」と手立てがあることを大人が言い続けることが大事だと思います。うまくいく道具を子どもと選ぶのもそのひとつです。
特性や苦手だけではなく、もちろんその子の「得意分野」「いいところも」を伝えることも忘れずに。
将来、仕事をする上でも自分の特性に合わないところを避けることができるだけでも生きやすくなります。
トビラコ店主
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