自動下書き
トビラコへようこそ!
知っている人は知っているけど、知らない人には役に立つかもしれないシリーズ(不定期)。書見台の話。
トビラコがいつもお世話になっている放課後等デイサービスのソラアルさんに、先日伺って目に留まったのが書見台です。
書見台というのは、本を開いたままの状態で目の前に置くことができるスタンドです。江戸時代のドラマなどで素読の場面などで出てきますよね。目の前に書物を開いた状態で置いて正座して読んだり、講釈したりするときに使う、あのスタンドです。
で、ソラアルさんの小学生は、書見台に漢字のドリルを置いて、手元のプリント(ノートだったかも)に書いているのです。
施設長の河高さんに聞いてみると、目を上から下へと動かすと「読んで書く」ということが無理なくできるそうです。
確かにそうかも。右の手本なり問題なりを見て、左に書く、また右を見て左に書くというのは、首をいちいち動かさなくてはなりません。
「プリントをめくって裏に書く」となると、そこに手を動かすという動作も入り、余計な神経を使います。
この点、目の前に書見台を置いて、手元の紙に書くといのは、首を動かすこともしなくてすむし、プリントを裏返すという余計な手間もかかりません。
さらに、河高さんの話によると、書見台の角度も大事なんだとか。子どもが見やすい角度があるらしいです。そこに合わせて角度を調節できるのも書見台のいいところ。机の上に置いた状態では読みにくいという子もいるわけです。これもわかるな〜。教科書を読んで眠くなってしまうのは、机の上に置いて下を向いた状態で読んでいるからかも(エビデンスなしですが)。
これはいい!と思いました。ちょっとしたことだけど、ストレスがなくなります。
「書見台」で、今検索してみました。量販店で手頃な値段で山ほど売られています。
首を動かしたり、プリントを裏返したりしないで、書かせたいとお考えのかた、ぜひお試しを。ブックスタンドとも呼ばれているようです。
トビラコ店主より
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トビラコが編集した本
【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
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