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2017.11.10

トビラコへようこそ!
 
 

カラスの鳴き声、踏切の音、子供達が騒ぐ声、赤ちゃんの泣き声。。。
聴覚過敏の子が苦手とする音は、その子によってじつにさまざまです。まだまだあると思います。
 
咳やくしゃみの音が苦手という子もいます。
 
トビラコの療育アロマシリーズで精油のブレンドをしてくれた久保浩子さんがマッサージをしていた子の話です。
 
その子は幼稚園児の頃からアロマオイルのマッサージを受けにきていて、今小学3年生。マッサージを受けにきた当初は、イヤーマフをつけていて、緊張が強いのと同時に、常にソワソワと落ち着きがなかったとか。
 
今は、だいぶ落ち着いてきて、自分のパニックを回避できるようになったそうです。その女の子は小さい子が騒いでいる声も苦手だったので、騒ぎそうな子どもが集まっている所には近づかないようにしているとか。
 
そして、咳やくしゃみは相変わらず苦手ですが、気持ちを落ち着かせるようにと自分に言い聞かせることができるようになったそうです。
 
話は飛びますが、赤ちゃんの泣き声を苦手とする聴覚過敏の人の話になった時に、
「赤ちゃんの泣き声が苦手」とはなかなか言えないよね、という話になりました。
 
言うと周りから非難されてしまうからです。「おとなげない」「子どもは社会が育てるもの」といった、聴覚過敏の人にとって全然見当違いの非難の矢が飛んできます。
 
でも聴覚過敏の子が苦手な音を聞いてパニックを起こすのを見てもわかるように、「苦手」のレベルが全然違うのです。体が強張るほどの恐怖でもあるのです。トビラコ店主も聴覚過敏の時代があって、男の人の大声が怖くて電車に乗るのが恐怖だった時代があります。
 
電車の中で耳を塞ぎ下を向いている姿がよほど具合が悪そうに見えたのでしょうね、向いの人が、車掌さんを呼びましょうかと声をかけてくれたくらいです。心臓が口から飛び出しそうで、つり革を持つ手も震えてくる、そんな症状なのです。
 
そういう話をすると、過去に虐待されたのではないかとか、男性にひどい目にあわされたのではないかという話になってしまうのですが、その両方とも全く見当違いです。
 
苦手なんだね、という受け止め方をしてほしいものです。原因は考えなくていいこともあるんですよね。苦手の理由を掘り下げるよりも、苦手をどう回避するかの方が大事。
 
苦手は人によって違い、その違いは計り知れないほどであり、決して非難されるべきものでないとも思うのです。
 

 
 

トビラコ店主より

 
 

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おかげさまで、トビラコの療育アロマは出足好調です。関心をもってくださった方、お買い求めてくださった方、ありがとうございます。早くもセミナーを計画中です。

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トビラコが編集した本

【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

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